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「三党合意」は憲法改悪の一里塚だ            かけはし2006.4.17号

改憲国民投票法案をつくるな

情勢は緊迫している! 緊急行動を

5・3憲法集会実行委
昼休み国会デモで国民投票法反対アピール


 衆院憲法調査特別委員会での「改憲国民投票法案」の「論点整理」のための協議を行い、連休明けにも「法案」の取りまとめ・国会上程を進めようとする動きに抗議して、四月六日、2006年5・3憲法集会実行委員会は、昼休みデモを行った。木曜日は、憲法調査特別委員会の開催日であり、この日も協議が行われている。
 正午から日比谷公園霞門付近に集まった労働者・市民はただちにデモ出発前の集会を開始した。主催者の5・3実行委員会を代表して発言した許すな!憲法改悪・市民連絡会の高田健さんは、憲法九条破壊法案にほかならない「国民投票法案」を絶対に上程・成立させないための連続した闘いを作りだそうと訴えた。続いて霞ケ関の官庁街で働く労働者を代表して国公労連の仲間が決意表明した。集会を行っている最中にも昼休みに急きょ駆けつけた労働者や市民が続々と結集し、参加者は四百人に達した。
 デモは、名残の桜が咲き乱れるうららかな春の日に、官庁街から国会へと向かい、「国民投票法案反対、憲法改悪反対」「日本を戦争する国家にするな」「自衛隊はイラクから撤退しろ」などのシュプレヒコールを響かせた。衆参両院議員面会所前では、志位和夫共産党委員長や福島みずほ社民党党首など、かけつけた共産、社民両党の国会議員とエールを交換した。
 今後、衆院憲法調査特別委員会が開かれる毎週木曜日には、昼休み国会前集会など、改憲国民投票法案に抗議する取り組みが予定されている。情勢は緊迫している。今国会での上程を阻むため、あらゆる創意をこらした行動を!   (K)


 「九条の会・おおさか」1周年
「戦争しない未来」を子どもたちや孫たちに


 【大阪】九条の会・おおさかの結成集会は昨年の五月三日。それから一周年の記念講演会が四月一日、二千人の市民を集めて大阪国際会議場で開催された。講演会は津村明子さん(九条の会・おおさか呼びかけ人、大阪府生活協同組合連合会会長)の司会で進行した。
 主催者を代表して直木孝次郎さん(九条の会・おおさか呼びかけ人、大阪市大名誉教授)があいさつをした。
 「新日本を建設できたのは、国民の努力と同時に新憲法のおかげでもある。自民党は戦争放棄を変えようとしているが、この憲法の三原則(戦争の放棄・主権在民・基本的人権の尊重)が崩れるとどうなるかは歴史に照らしてよくわかる。絶対に九条は守らねばならない」と訴えた。
 続いて二人のリレートークとザ・ファンクス(豊中市の職員が結成し、平和のための音楽活動をしている)のライブがあった。
 リレートークの最初は日下部吉彦さん(音楽評論家、音楽・九条の会)。日下部さんは「人に訴えるのに音楽ほど有力な武器はない、地域に根ざしたいい音楽を提供していきたい」と述べた。
 次は古野喜政さん(元毎日新聞大阪本社編集局長、マスコミ・九条の会)。「小中学校の子どもに『自分たちの子どもの頃は空襲ばっかりだった、六十年間戦争がなかったということは、九条があったからだ』と話している」と語った。
 ザ・ファンクスのライブの後、九条の会・おおさか呼びかけ人の二人のトークがあった。最初は、清史彦さん(真宗太谷派瑞興寺住職)。「九条はきわめて仏教的だ。殺さない、殺されない、殺させない。仏教の教えに正言(しょうけん)という言葉がある。広くしっかり考えて言う、という意味だ」と語った。
 次は、松浦悟郎さん(日本カトリック正義と平和協議会会長)。「知人が、チェチェン紛争に息子を参加させない運動をしている『兵士の母の会』(ロシア・サンクトペテルブルク)に会った時、『日本の憲法は大丈夫か? 他国から攻められたらどうするのだ』と聞かれた。日本国憲法の前文の一部を引用したら、『日本国憲法はわれわれのものでもあるのだ』と言われた」と松浦さんは訴えた。
 続いて、音楽・九条の会による金管楽器の演奏があり、他言無用プロジェクト(石倉直樹さん、すわ親治さん、松崎菊也さん)の風刺コントが続いた。

一人ひとりが不戦
の決意をしよう

 最後に太谷昭宏さん(九条の会・おおさか呼びかけ人、ジャーナリスト)が講演をした。
 「三日見ぬ間の桜かな、という俳句がある。三日ぼんやりしていたら桜が散ってしまっていたとも、三日見ない間に花が開いたとも取れる。九条の花を咲かせるのか、散らすのか。十年後に、あの時がんばったから今も桜が咲いていると言えるようになりたい」。
 「自衛隊官舎へのビラ撒きで逮捕された事件、マンションに『赤旗』を配って逮捕された事件を取り上げたサンデープロジェクトは、視聴率一二・二%だった。公安が尾行の末に『赤旗』を入れるところを撮ったビデオを入手して流した。やはり、きちんとした内容ならみんなは見てくれる。共謀罪が通れば、三宅島(厚木基地の騒音を解消するため、三宅島に夜間発着訓練場を建設するのを住民が実力で阻止した)や沖縄・辺野古(普天間基地を移設し海上に基地を建設するのを、住民が非暴力抵抗運動で阻止した)の闘いは事前にやられてしまう」。
 「このままいけば二十年後か三十年後に、子どもがまた戦争にいかされる。家族を犠牲にしてまでしなければいけないものなんかない。一人ひとりが決意をしよう、過ちは繰り返さないと」。
 津村さんが最後のまとめで、大阪のあちこちで五月三日に開かれる憲法集会には是非参加しようと呼びかけて講演会は終了した。(T・T)


シラク、CPEを撤回!闘いは勝利した
LCR(第四インターナショナル・フランス支部)


 新規採用契約(CPE)は、青年に対する新たな措置によって置き換えられるだろうが、それは消滅しつつある。これは政府の後退の始まりである。この後退にさらなる追い討ちをかけなければならない。これはシラクが二〇〇二年に大統領に選出されて以来、権力の座にある者たちが青年と労働者の圧力の下でこうむった最初の出来事である。
 闘争は所期の成果を収めた。いまやこの運動が掲げたすべての要求を実現しなければならない。CNE(新雇用契約)の撤回と機会均等法の廃止である。幾百人の若者たちに降りかかった弾圧を即時中止しなければならない。
 この闘争は、青年と労働世界に対して不安定雇用を基準として押し付ける新自由主義政策への拒否を再び確認するものとなった。シラク、ドビルパン、サルコジは、二カ月に及ぶ大げさな身振りと挑発の後に、自ら信頼を失い、彼ら自身の態度を否定することになった。彼らの権力は、この国で少数派となっている。彼らはもはや住民の大多数に敵対する行為を続けてはならない。彼らは去るべきである! (06年4月10日)
                                (関連記事7面)


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