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    かけはし2017.年3月6日号

3・25辺野古現地大集会へ


沖縄報告:2月25日

工事は止められる! 焦っているのは防衛局だ

沖縄 K・S

2.22

資材搬入STOP

ゲート前に250人


 二月二二日の水曜集中行動は早朝からゲート前に二五〇人が集まり、工事車両・作業員の出入りを完全に阻止した。
ゲート前集会で、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「沖縄返還の時の佐藤首相はノーベル平和賞を受賞したが、核持ち込み密約を結んでいた。辺野古弾薬庫には核兵器があった。いつでも持ち込みの危険がある。今数十キロ離れた天願桟橋やホワイトビーチから国道を通って運んでいるものが、辺野古新基地が造られれば軍港から辺野古弾薬庫に人目に触れずに運ばれることになる。新基地は絶対に造らせてはならない。ブロックが何十個か投下されたが引き上げ可能だ。まだ闘いの途中だ。安倍の分断策にのらず毅然として闘おう」と訴えた。
平和運動センターの大城悟事務局長は「毎日、水曜日のような闘いをしよう。全国の仲間の力も借りてゲートを封鎖し工事を止めよう」と呼びかけた。平和市民連絡会の高里鈴代さんは「警察の強制排除は乱暴だ。打撲、打身、アザなど絶えない。病院通いの人たちもいる。けがをしないよう抵抗しよう。先週土曜の海上行動が大きく報道され、反響も大きかった。発信を強め闘いの輪を広げよう」と述べた。
島ぐるみ名護は「普段集まる人が少なく簡単にやられて悔しい。現地行動は以前二〇〜三〇人集まっていたが、高江を経てあまり集まらなくなった。しかし毎週月曜の街頭宣伝に対する反応はとても強い。関心がなくなったわけではない。思いは同じだ。現地闘争を強めよう」とアピールした。大城敬人名護市議は「海兵隊はオスプレイが落ちることを前提に水中の模擬機体を使ってオスプレイの窓枠を外し脱出する訓練をしている。先日辺野古の公民館で有志の会が中心になって学習会を開いた。チラシの全戸配布もした。先週の土曜行動には約六〇人が参加した。地元に広がっていっている」と報告した。続いて各島ぐるみが発言した。
島ぐるみ宜野座。「宜野座は一〇人参加している。安倍晋三は心臓がない冷酷な人だ。我われは負けない」
島ぐるみ豊見城。「一六人参加している。民主主義とは選挙の結果にしたがうこと。安倍は民主主義を分からない」。
島ぐるみ八重瀬、「六人参加している。昨日の街頭宣伝のあと役員会を開いた。三月から週二回、水・土にゲート前に参加する。今が正念場だ。全力をあげよう」
島ぐるみ南風原、「八人参加してる。カギは人数だ。相手の壁は厚いが諦めずに闘い抜こう」。
島ぐるみ糸満は、「ハイサイ。キバラナヤーサイ。ワッターウチナンーンチュ、ヤマト政府ニ負ケティナイビランド」と述べて、NHKで特選に選ばれた短歌を紹介した。「兵士らを宙づりにしてヘリが飛ぶ高江の森の平和が揺れる」。
月曜日ゲート前で警官に唾を吐いたとして逮捕され一泊で釈放された男性は「もっとかっこいいことをして捕まりたかった。残念だ。非暴力の闘いを整然と完遂しよう」と述べ、大きな拍手を受けた。
全国各地からの参加者も次々あいさつに立った。その中で、神奈川、東京、千葉、埼玉など関東一円から参加した「この子は沖縄だ!」のグループ二〇人は各人が一言ずつあいさつした後、「スーダラ節」の替え歌で「それでいいのか、いい訳ないよ。分かっている奴ァ立ち上がれ」と歌った。代表の田中美津さんは、「沖縄の敵は本土の無関心。全力で取り組む。今回が七回目だ。また来る」とアピールした。
平和市民連絡会の北上田毅さんは工事の現状を要旨次のように報告した。

北上田さんの報告


今日は南風にうねりが重なり海上行動は中止になった。ポセイドンや工事船も作業をしていない。三月三日に対政府交渉がある。工事の問題点を追及する。一つはフロートの問題だ。埋立承認申請にはフロートについては一切ない。浮標(ブイ)があるだけだ。翁長知事は二年前から二度にわたってボーリングが終われば撤去するよう要請している。鉄の棒やロープがついたフロートは台風が来ればどうなるか。引きちぎられ海に漂う危険物になる。
二つ目はコンクリートブロックの問題だ。二二八個予定されているがすでに三分の一ほどが投下されたと思われる。ブロック投下は法的根拠がない。前知事が与えた岩礁破砕許可には汚濁防止膜のブロックは書かれていない。違法行為だ。県は三回にわたって文書で照会しているが、防衛局は無視し続けている。岩礁破砕許可の期限が三月三一日で切れる。日本政府は名護漁協が漁業権を放棄したから岩礁破砕許可の更新はいらないといっているが違う。水産庁長官の二〇一二年見解でも漁業権の消滅は漁協の決議ではなく知事の公示で決まると言っている。菅官房長官は「日本は法治国家」というが法的根拠のないことをやり続けているのが日本政府だ。県も毅然とした態度に出るべきだ。更新手続きの処理期間は四五日だ。那覇空港の場合は一時許可が切れた。
当初ブロックは五七トン一〇二個など計二五〇個以上だったが、防衛局は批判を受けてすべて一五トン以下にした。五七トンは風速三〇mを想定したものだが、風速一五mに変更され一五トンでいいとされた。今週末には風速一五〜二〇mと予想されている。一方的に設計条件を変えたのは全く現実に合わない。防衛局は「あとはどうなってもいい。とにかく埋め立て作業を進める」と目論んでいるのではないか。
第三に実施設計の事前協議の問題だ。事前協議を行なうことは留意事項にある、いわば条件だ。申請時の計画は概要にすぎない。二〇一五年七月防衛局は事前協議書を県に出した。県はその後承認を取り消したため事前協議を行わなかったが、防衛局はこのことをもって「県が事前協議を打ち切ったので、もう事前協議は必要ない」と屁理屈をこねている。
第四に、海底調査船「ポセイドン」は海底三〇〇〇mまで掘削することができる日本で1隻しかない新造船だ。二四カ所目に加えて新たに一三カ所の調査を行うとされている。新聞報道ではその他に数十カ所調査されるという。地質上の問題が見つかったのだろう。重大な局面だ。大浦湾は石灰岩質で鍾乳洞の空洞がある。工事計画の変更がやむを得ない状況になっているのだろう。設計変更は知事の承認がいる。防衛局は知事の承認なしで工事を強行しようとしているが、許されない。
さらに美謝川の切り替え問題だ。前知事の時一km以上の暗渠をつくるとした変更計画は防衛局が自ら撤回し、めどが立たない状況だ。八方ふさがりに陥っているのは防衛局だ。一方的に工事を強行して行っているように見えるがそうではない。展望に対する確信をもって阻止行動に立ち上がろう。
最後に、生コンプラントの問題。当初計画ではミキサー車だったが、ゲート前の阻止行動に直面し、防衛局は変更した。公共工事というのは一般競争入札が原則だ。しかし防衛局はこの生コンプラントを既存の国場組との契約の追加工事として入れた。法的に問題だ。ポセイドンもそうだ。海底調査費用は少なくとも一〇億円は超えるだろう。ケーソン工事の中に入れている。入札がない。会計法違反だ。防衛局は恣意的に業者の選定をしている。生コンプラントは高さ二〇m以上の鉄骨構造だ。防衛局は白々しく「生コンプラントは新基地建設事業を念頭に置いたものではない」などと言っている。資材搬入を止めよう。(ブログ「チョイさんの沖縄日記」参照)

2.18

海上パレード

大浦湾の埋立は犯罪行為だ!

海上100人、浜300人、ゲート前100人

 二月一八日の土曜日は、大浦湾の海上、浜、ゲート前の三カ所から辺野古新基地NO! 埋立NO!の県民の声をあげる行動を展開した。普段海上行動は海上チームが担っているが、この日一般の参加者六〇人が一〇隻の抗議船に分乗し、二二艇のカヌーと共に海上作業に対する抗議の声をあげた。「SAVE SEA」「海を殺すな」とのゼッケンをつけたカヌーメンバーは「STOP埋立」「ジュゴンを殺すな」などのプラカードを掲げ、「ブロック投下やめろ」「美ら海を守れ」「オスプレイ墜落許さない」「新基地止めるぞ!ゲート前も海の上も心はひとつ」などの思い思いの横断幕をフロートの鉄棒にくくり付けた。レインボー旗を掲げた抗議船とカヌーチームは、大型クレーン船によるコンクリートブロックの投下に抗議する声を力の限りあげた。抗議船には、山下芳生参議院議員やドキュメンタリー映画の監督やプロデューサーも乗船した。
一方、海上工事現場が目の前に見える瀬嵩の浜では約三〇〇人が集まり、海上の抗議船・カヌーチームに呼応してブロック投下反対!埋立STOP!を訴える集会を開いた。地元の学生、名護市を含む沖縄三区選出の玉城デニー衆議院議員、県議が次々と新基地建設に反対する意見を述べた。韓国から参加したピョンファパラム(平和の風)の人々も「基地反対。我われは諦めない」「グロンビを取り戻そう」との韓国語の横断幕をもって参加し、海上行動に連帯の意思表明をした。(「グロンビ」とは、韓国海軍基地が建設されたチェジュ島カンジョン村の海岸の一kmにわたる溶岩岩)
他方工事用ゲート前では早朝から一〇〇人が座り込みを継続した。午前中砕石などを積んだトラック一〇台が機動隊員の座り込み排除のすきをついて基地内に入ったが、その後も座り込みを継続した。

2.24

裁判所は3人を直ちに釈放せよ

2千人が熱気と怒りの集会・デモ

城岳公園―裁判所前―県庁前


二月二四日午後城岳公園で「山城博治さんたちの即時釈放を求める大集会」が開かれ二〇〇〇人が結集した。山城さんの写真プラカードや「人質司法」「山城さんたちを即釈放してください」「裁判官は誇りを見せて」「家族との面会拒否は人権侵害だ」など思い思いのプラカードを手に多くの人々が集まり、会場は熱気と怒りであふれた。集会はまず、「不当弾圧を許さないぞ」「長期勾留をやめろ」「三人を即時釈放せよ」「人権蹂躙をやめろ」などとシュプレヒコールを声の限りに上げた。
「即時釈放を求める会」の仲宗根勇元裁判官は長期勾留の法的問題を解説し、「日本政府の沖縄つぶしに裁判所が一役も二役も買っている」と述べた。
照屋寛徳衆議院議員は次のように述べた。「昨日山城さんと面会した。昨年来週1回接見している。山城さんは不当な接見禁止で弁護士以外家族とも面会できないが、山城さんの健康状態はいい。先日沖縄が冷え込んだ時独居房が寒いのでホッカイロの差し入れをお願いされた。早速差し入れたが、拘置所は前例がないとしてなかなか認めようとしなかった。昨日の面会で山城さんは、差し入れが認められてカイロを手にした時には暖かくなっていたと言っていた。今から面会に行く。今日の集会のことを報告する。『世界』三月号で早大の鹿野教授が言っている。博治の存在がみんなをつないだ。今博治の不在がみんなをつないでいる。釈放を勝ち取ろう」。
現在勾留されているのは、山城博治さんのほかに、添田充啓さん(二〇一六年一〇月四日逮捕)、稲葉博さん(二〇一六年一一月二九日逮捕)の二人だ。三月一七日の第1回公判に結集し、那覇地裁を埋め尽くそう!
続いて、玉城デニー衆議院議員、「勾留者を支援する会」の山内徳信元参議院議員、 県民会議の高里鈴代さんが発言し、最後に、「これ以上の勾留は山城博治さんたちの健康・生命を危険にさらすことになりかねない。山城さんたちを社会に帰さない、運動させないという検察の強い意向に屈し、裁判所は憲法及び法律と裁判官としての良心に従い独立して職権を行なうべきその責務を放棄したものと断ぜざるを得ない。われわれは憲法上の権利と自由を否定する権力の暴走を許さない」、即時釈放せよ!との集会決議を採択した。
そのあと、地裁所長への決議文交付の代表たちと共に数百人が、裁判所職員の制止をはねのけて裁判所構内に大挙突入し、「沖縄を返せ」「座り込めここへ」を歌い「博治を返せ」と叫んだ。安倍官邸の道具となって保釈申請の却下を続ける裁判官たちの怠惰・自己保身を強く糾弾した。その後県庁広場前までデモ行進した。


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