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    かけはし2018年3月26日号

土砂投入で沖縄の海を殺すな


2.25

首都圏行動に400人

粘り強い闘いで辺野古新基地建設止める

共に東アジアの平和を作り出そう

3.13

那覇地裁、訴え却下の不当判決

岩礁破砕差し止め裁判

護岸工事・土砂投入阻止へ

 二月二五日午後二時から、東京・東池袋公園で「護岸工事・土砂投入で海を殺すな 辺野古新基地建設NO!2・25首都圏大行動」、集会とデモが行われた。非常に寒いなかではあったが四〇〇人が参加した。

土砂投入を絶対
に許さないぞ!
主催者を代表して、辺野古実の尾沢さんが、「名護市長選は敗北したが、住民は基地を容認したわけではない。六月にも本格的な土砂投入が行われる予定になっている。これを絶対に許さない」と述べた。
続いて、沖縄から安次富浩さん(ヘリ基地反対協)が電話でアピールした。
「名護市長選では政府が企業への依頼などの大きな肩入れをし、創価学会によるしめつけが功を奏した。一一月の県知事選では若者対策などいろいろやっていかなければならない。何より大切なのは現場での闘いを大事にし、それを共有化することだ。名護の新市長は普天間基地の県外・国外への移設と日米地位協定の改定を選挙公約とした。現在進めている辺野古での基地建設と矛盾している。これをどうするか追及していかなければならない」と名護市長選問題を提起した。そして、今後起こっている問題点を詳しく説明した。
「三月一三日、県が起こした埋め立て中止訴訟の一審判決が出る。そして、浜のテントについても行政処分が出てくるだろう。対抗策を考えなければならない。名護市長は菅官房長官に、天下りを要請している。副市長と教育長の人事だ。名護市は政府の代理店に成り下がっている。九月に名護市議選がある。野党が現状の過半数を超え増やす必要がある」。
「土砂搬入に対する闘い、建設工事遅延をどうつくり上げていくか、県外からの土砂搬入について、県の罰則条例がある。それをどのように活用するか。辺野古ダム周辺の土砂の搬入問題もある。埋め立て予定地は活断層がある。ポセイドンの調査結果が出る。アメリカでのジュゴン裁判は五月に結審する。工事が止まる可能性がある。これからも翁長知事に埋め立ての撤回を求めていく。その闘いを県知事選へつなげていく。名護市議補選に出て悔しい思いをしたが、勝つまであきらめない。これからも闘いぬいていきたい」。
「希望はある。南城市長選でオール沖縄候補が勝った。石垣市長選も自衛隊ミサイル基地配備問題を争点として闘われている。安倍政権は日米安保の要として沖縄の米軍基地を拡充していく。辺野古新基地が完成すればオスプレイ一〇〇機が配備され、全国を飛び回る。自衛隊も一七機配備する。沖縄の問題ではないのだ。核拡散防止条約を拒否し、トランプに賛同する安倍政権をどう倒すか。われわれの闘いはアジアの人々への誠意であり、東アジアの平和を作る闘いだ」。

宮古島への自衛
隊配備をやめろ
次に、抗議船の西川船長が護岸建設の進ちょく状況について報告した。辺野古への土砂搬出反対首都圏グループは「これまでは浅い所の工事しかできていない。今後、鉄の板を入れたり、ケーソン(構造物)を投入し、そこに大量の土砂を投入する。西日本各地からの土砂の搬出もまだできない。アルゼンチンアリなど環境に影響を与える害虫などを入れさせない条例がある。長崎県は沖縄の県条例に従うと言っている。香川県では二月一八日、全国港湾などが反対のイベントを行った」とアピールした。
練馬で沖縄連帯運動を進めている仲間は「自分たちの問題として、沖縄のことを考えている。沖縄の歴史や文化を知るために、毎年映画祭を開催している。労組と市民団体で集会を行い、自衛隊練馬基地の強化にも反対している」と報告した。
宮古島への自衛隊ミサイル部隊配備に反対している仲間は「宮古島の飲料水は地下水だ。自衛隊基地が作られればこの貴重な飲み水が汚染される。とんでもないことだ。昨年一〇月三〇日から工事を始めた。抗議行動を行っているが人数が少ない。全国の仲間のカンパ・支援をお願いしたい」と話した。最後に今後の行動提起(3・13沖縄県埋立て中止訴訟判決、3・14山城博治さんらの判決、いずれも午後6時半から、官邸前行動。3・24天皇・与那国島訪問を問う集会・駒込地域文化創造館)とシュプレヒコールを行い、池袋一周のデモに出た。  (M)

資料

運動資金のカンパのお願い

ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会


 宮古島の陸自ミサイル部隊配備反対運動に、いつも連帯・共闘し、心を寄せて下さる皆さまに、深く感謝申し上げます。
 千代田地区の元ゴルフ場では、隊舎の建設のための造成工事が始められていますが、私たちは、工事現場の車両出入ロゲート前での抗議行動、集会開催、チラシ配付、DVD上映会、防衛省や宮古島市長あての要請行動等々、絶えることなく反対運動を続けています。
 横断幕やのぼり旗も、沖縄防衛局に撤去されても、されても、めげないで掲げ続けています。
 旗や横断幕作成費、チラシ作成の紙、インクなど印刷費、集会会場費、通信郵送費などなど、関わる個人個人の負担で賄っていて、運動資金の余裕がまったくありません。強風でも飛ばない「団結小屋」も作りたいと思います。
 心苦しいお願いではありますが、下記のように郵貯振替口座を開設いたしましたので、お知らせと寄付のお願いを申し上げます。
 物心両面での、ご協力・ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
 2018年2月3日

ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会共同代表 奥平一夫 仲里成繁 事務局住所 宮古島市平良久貝287―2 S
090―9784―1545(清水)
郵貯振替 記号番号01710―5―147047
口座名称 ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会
他行からの振り込み店番
ゆうちよ銀行 一七九店(179)
預金種目 当座 口座番号0147047

2.28

東電福島原発事故刑事訴訟

事故は予測可能だった

第4回公判


 東京地方裁判所において、東京電力福島第一原発事故発生の責任を問う勝俣恒久(元会長)、武黒一郎(元副社長)、武藤栄(元副社長・原子力立地本部長)三者を被告とする第四回目公判が行われた。
 福島原発告訴団は被告には二〇一一年福島第一原発事故を発生させた責任が存在する。事故発生の要因となった地震津波の発生を予見できたが東京電力は必要な対策処置を怠り、事故を発生させた、と主張してきた。
 一九九五年に発生した兵庫県南部地震を契機に「地震調査研究推進本部(推本)が設立され、二〇〇六年発電用原子炉の耐震指針が改定された。
 東京電力は原子力保安院の指示により、福島原発のバックチェック(施設の強度チェックを実施し必要に応じ工事を実施すること)の為の津波評価を二〇〇七年末に実施し、二〇〇九年六月までに福島原発の津波対策工事を終了する予定だった。しかし急きょ予定は取り消された。
 これまで被告側は、事故の回避は不可能であったと主張し、その論拠を、主に津波の予測は不可能、予測事故の回避は不可能だった、の二点としてきた。そして波高シミュレーションは試算に過ぎない物でありその存在は社内のごく一部しか知らなかったとも主張してきた。

津波規模は予
測されていた
公判は東電設計の久保さんを証人に採用し開廷された。東電設計は東京電力のグループ企業であり、業務は原発施設の調査、設計、管理の実施であった。中越沖地震により柏崎刈羽原発は甚大な被害を被った。証言により、この日明らかになったのは次の諸点である。
?東京電力は同原発の地震対策を実施中であり並行して証人はその一環として「福島原発第一、第二Fの津波評価を実施していた。・二〇〇八年、最大で15・7mを超える可能性があることを東電の担当者に伝え」た、その後、東電担当者から「解析条件を変え、津波想定の数値を小さくできないか」と再検討依頼され、証人は「数値は土木学会の長期評価に則ったもので、それはできないと拒否し、解析条件を変えて試算しても数値は15mを超え、「いずれにせよ非常電源の場所は上回っており対策が必要」と伝えた。証人は敷地10m盤の上に10mの防潮堤を作るシミュレーションも作成していた。

人災であった
ことは明らか
午後法廷は、被告の弁護士による証人尋問を中心に公判を実施した。被告側弁護団は防潮堤があっても事故回避は不可能であったことを印象付けようと津波に関し繰り返し質問、防潮堤前の潮位は寄せ波と返し波が合流し高位になった、敷地南側の海側は水深が深く、津波の寄せ波は早なっていた等と主張した。
そして証人への質問により、海中防潮堤のシミュレーションには強度、位置の想定が存在しなかったことを明らかにし、津波予測は試算に過ぎないことを印象付けようとした。しかし証人が防潮堤強度の計算は部局が違いそれは他の担当者が担う、と発言し試みは失敗に終わった。
また最後に裁判官から「二〇〇八年の報告書は、東電の担当者以外、知らせなかったのか」と問われ、証人は「本部長と社長からどうなっているのか訊かれ、説明したことがある」と証言。(え〜、社長って、清水? 清水?)と傍聴席はざわついたが、東電設計の土木本部長と社長と直後証言した。しかし、東電担当者に伝えた「最大15・7m」の衝撃は、驚きをもって東電社内に伝わったことが明白になった瞬間だった。
東京電力が福島原発敷地の標高を超える津波の襲来を予想していながらその対策を怠ったことなど二〇一一年福島原発事故は人災であった事が公判毎に白日の下に晒される事態となっている。
二〇一一年東日本大震災によって惹起した福島原発事故の責任が東京電力にある事は明らかな事実が日々明確になっている。しかし東京電力は被害者からの損害賠償要求に対して因果関係の立証に反論するなど、被害の切り捨て、矮小化を行っている。
他方、昨年三月福島労働基準局は福島原発廃炉作業を実施している企業の半数近くに労働基準法違反が存在したことを発表し、指導を継続すると発表した。東京電力はこのことに対して責任を放棄している。東京電力の労働者への責任を問わないシステム及び、東京電力を支える免罪システムの存在が、東京電力が反省しない温床となっている。
東京電力による犯罪を許してはならない。
東京地裁公判に結集しよう。       (浜中)

コラム

聞き捨てに出来ない話

 先日見逃すことのできない話を耳にした。垣間聞いたというべきだろうか。酒を飲むと脳が溶けると言うのだ。
 そういえば、仲間たちとワイワイと飲んでいると様々な酔い方があるのがわかる。誰かれかまわずからむ、泣く、笑う、一人でブツブツ呟いている、突然黙りこんでしまったり、暴力的になる等、じつに個性的だ。しかもそれぞれ飲む量が違っている。一升近く飲んでも平然としている者もいるが。
 こうなってくるともはやろれつがまわらなくなり真っすぐ歩くことが出来ない。これが脳が溶けている証しなのだそうだ。
 私たちの脳の中枢は神経細胞で構成されている。ニューロンと呼ばれている。このニューロンが複雑に絡み合う巨大なネットワークこそ情報の伝達、処理の場なのだ。 その数千数百億個になると言う。
 酒はこのニューロンの細胞膜を溶かし情報の伝達、処理をメチャクチャにするのだそうだ。言うことが支離滅裂になり、ろれつがまわらなくなるのは言語中枢が麻痺するからであり、千鳥足になるのは運動中枢が麻痺するからなのだ。こういうことが長期間続くと終には脳が縮み小さくなると言う。
 またアルコールは神経伝達物質セロトニンを増やす役割があるそうだ。セロトニンは精神を安定させ幸福感を生みだすホルモンである。酒を飲むと一時的に気分がくつろぎ心が癒されるように思うのはそのためである。酒を飲むのはそこまでにして飲みすぎないように注意するのが良いのは言うまでもない。
 理屈はこれくらいにして、箸休めで酒の肴になる一品の話に移ろう。
 私は温泉卵が好きである。時々作るのだがなかなか手間と時間がかかる。蛇足ながら新鮮なものは殻が剥きにくく、少し古くなったものが剥き易いそうだ。
 それで目玉焼きならぬ目玉煮を作ることにした。どこの家にもある卵焼き器に水を半分ほど入れて沸騰させる。その後沸騰しない程度に温度を下げ、卵を静かに浮かべるように割り入れる。蓋をして約三分ほど熱すれば温泉卵に近い半熟の目玉煮ができる。半熟の程度は好みに応じて時間を調整すれば良い。あくまで温泉卵ではなく似て非なる物であることを理解しておいて欲しい。取り出すのは少し難しいのでそれなりの器具が必要だ。
 私はこれを湯豆腐や冷奴の上に乗せて割り出しやうす味の味ポンをかけて食べる。熱いままでも良く冷やしても美味い。さらに二、三種類の酒の肴を作ることもできる。どのように使うかはもちろん自分流で良い。これで四品目である。
 「似て非なる」はなかなか使い勝手が良い表現だ。私の文章もコラムと言うには似て非なる駄文そのものである。深く自覚しているつもりだ。文頭の「垣間聞く」もまた然りである。      (灘)


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