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    かけはし2018年4月2日号

安倍政権打倒の時が来た!


3.19

5000人が国会前を埋める

人びとの怒りが渦巻いている

「森友」問題の徹底糾明を

 三月一九日午後六時半から、衆議院議員会館前で「森友学園問題徹底究明、佐川・安倍昭恵など証人喚問 安倍内閣退陣」を求めて、総がかり行動などが呼びかけた月例の19行動が行われ、小雨の降る中ではあったが五〇〇〇人が国会前を埋め尽くした。この日は参議院予算委員会での森友問題の集中審議の日であり、国会で熱い論戦が行われ、佐川前国税庁長官の国会証人喚問を求めたが自民党はこれを拒否し、攻防が続いている。
 司会の菱山南帆子さんが「朝日新聞の世論調査で内閣支持率が三一%に急落した。市民の怒りが急速に広がっている。一桁台に落とし、万余の人で国会を埋め尽くし安倍を打倒しよう。キャンドル革命を起こした韓国の人々は国境を越えた連帯を表明し、北東アジアの平和を求めている。日本でもキャンドル革命を起こそう」と呼びかけた。
 駆けつけた国会議員が国会状況の説明と闘う決意表明を行った。山本和嘉子さん(衆議院議員、立憲民主党)、穀田恵二さん(衆院議員、共産党)、福島みずほさん(参議院議員、社民党)、伊波洋一さん(参議院議員、沖縄の風)。大阪から駆けつけた木村真さん(豊中市議)は「とにかくがまんならん。安倍はやめろと心の叫びだ」と熱く訴えた。
 憲法9条を大切に守りたいという主義で、9の数字の紋付を着て高座に上がっている古今亭菊千代さんの発言の後、諏訪原健さん(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)が「自分たちのためなら何をやってもいいという安倍政治にみんな怒っている。初めて行動に参加したという人がたくさんいる。一〇万、二〇万人集めよう」と話した。
 宮里邦雄さん(労働弁護団)、佐藤学さん(安全保障関連法に反対する学者の会)、練馬9条の会の大柳たけひこさん、沖縄・国会包囲実行委の青木初子さんがそれぞれ活動報告と安倍政治を批判した。
 宇都宮健児さん(弁護士)が東京都迷惑防止条例「改正」案の危険性について説明し、条例案の撤回を求めた。
 「東京都は集会・デモつぶしの条例を採択しようとしている。今までの条例だと告訴しないと捜査できなかったがそれがいらなくなっている。罰則も重くなっている。悪徳会社の社長を糾弾したり、マスコミの取材で『みだりにうろつく』と弾圧の対象になる。質疑が始まったが根拠が示されていない。今回の条例改正案はこっそりと出され、今行われている国会や官邸前行動も対象になる。安倍政権の委託を受けているのではないかと疑いたくなる。三月二二日、委員会採択、二八日本会議にかけられる。弾圧条例を阻止しよう」。
 最後に福山真劫さん(平和フォーラム)が「本日の行動には五〇〇〇人が参加し、確実に広がっている。週末にかけてと三月二七、二八日午後六時半から衆議院議員会館前行動、四月中旬に国会正門前行動を行う。安倍打倒を実現しよう」と行動提起し、国会に向けてコールを行った。          (M)

市民・労働運動、取材活動弾圧条例

東京都迷惑防止条例「改正」案を廃案へ


宇都宮健児
弁護士の批判
 東京都・警視庁は三月都議会に、東京都迷惑防止条例「改正」案(「公衆に著しく迷惑をかける暴力行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例案」)を提出した。
 「改正」案では、現行の規制に加え?みだりにうろつくこと?電子メール(SNSを含む)を送信すること?監視していると告げること?名誉を害する事項を告げること?性的羞恥心を害する事項を告げることを新たな規制の対象として、罰則を重くするもの。
 弁護士の宇都宮健児さん(希望のまち東京をつくる会代表)は三月二〇日に、この条例の問題点を以下のように指摘している。
 「刑法の名誉毀損罪は『公然と人の社会的評価を低下させること』が要件である上に、被害者の告訴が必要ですが、条例改正案では、告訴が不要で『公然と』は要件となっていません」。
 「国会前や路上で『安倍ヤメロ』などと首相を批判したり、労働組合が社前集会で会社を批判したり、マンション建設に反対する住民がチラシをまいたり、消費者が企業の商品の不買運動を呼びかけることなども規制対象になりかねません」。
 「また、行為の形に関する制限もないので、SNSでの発信も規制対象になる可能性があります」。
 「『監視していることを告げること』『みだりにうろつくこと』を追加することの問題点。張り込み取材やオンブズマンの監視活動も制約される可能性があります」。
 「さらに、問題なのは、このような改正を必要とする立法事実が全く示されていないことです」。
 「今回の条例改正案は、憲法が保障する国民・市民の言論・表現の自由、知る権利、報道の自由、労働組合の団体交渉権などを侵害する上に、市民運動、労働運動、報道活動に対し警察権力の介入を容易にする道を開こうとするものであり、容認することはできません」。
 「条例改正案は、三月一九日(月)の都議会警察・消防委員会でわずか一時間ほど審議され、三月二二日(木)には委員会採決、三月二九日(木)定例会最終日の本会議で採決される段取りとなっており、施行は今年の七月の予定だということです」。
 「正当な市民活動にも警察の介入を招くおそれのある条例改正案に、断固反対の声を上げていきましょう」。

大きく広がる
反対の世論
日本国民救援会東京都本部や自由法曹団東京支部が問題点を指摘し、都議会各会派事務所へ抗議のFAXを呼びかけた。三月一七日、新宿駅東口での高度プロフェッショナル制度街頭宣伝や三月一八日、新宿駅西口大宣伝行動にも、抗議のFAX要請のチラシがたくさん配られていた。そして多くの反対の声が届けられた。
三月一九日の委員会参加者の報告を紹介する。
三月一九日の委員会に多くの傍聴希望者がいたので四〇席に増加された。委員も警視庁も、傍聴者の真剣な雰囲気を感じ取ったのか、緊張感を漂わせていた。
質疑では、全会派(都ファ・公明・自民・民進立民・共産の五会派)が質問した。多くの会派が、「『改正』案への懸念・不安の声がFAXなどにより寄せられている」とし、「市民運動、労働運動、取材活動といった憲法に保障されている活動に適用されるのか」と質問。そのたびに警視庁が「対象にあたらない。適用しない」旨を回答した。そして立法事実を具体的に示せなかった。急速に広がった世論が、後押ししている。
特定秘密保護法、刑事訴訟法の改悪、「共謀罪」の成立とそれを拡大解釈適用し、言論弾圧を目論む憲法違反の「東京都迷惑防止条例改正案」を廃案に追い込もう。 (M)

3.11

サヨナラ原発アクション

一三〇〇人が反対の声

福島からの避難者と共に

 【群馬】三月一一日、高崎城址公園でサヨナラ原発アクションが開かれた。一一時半に七年前からのスタイルのままギターを片手に堀越けいにん立憲民主党衆議院議員が登場。原発いらないと叫んできて七年経ったが、この声は多くの国民の声となってきたと述べた。
 堀越さんは、この集会から声を上げ、先の選挙で立憲民主党の比例候補から衆議院議員になったのだ。さらに七年間、この集会で踊りと歌でもりあげてきたスパングルスも登場。さらに保育園で、自然を愛するアイヌの踊りを練習している子どもたちの弓の踊りも披露された。
 会場は一杯に。一三〇〇 人の人たちが集まった。

柏崎刈羽原発
を動かすな!
本集会にはいり、福島現地から来た早川篤雄さんは東電は、原発の立地条件は近くに大都市がなく、人口密度が低いことを条件に福島を選んだと「三〇年史」に書いているが、地元では交付金をばらまき、安全神話を作り、その危険性を隠してきたと訴えた。また楢葉町からやってきた早川さんが、避難指示が解除されたというが、帰還した人は数パーセント。住む環境は何も整っていない。むしろ賠償金の打ち切り、復興が進んだと言うキャンペーンのためなのだと現地の状態を訴えた。
さらに最大出力の柏崎刈羽原子力発電所の稼働に反対してきた刈羽村村議の池田力さんは、豪雪と地震の脅威を抱える柏崎で福島事故と同じ事故が起これば、群馬を始めとした関東地区は人が住めない地域に変わると言い決して稼働を許さない運動を続けようと訴えた。
最後に福島から避難してきて、前橋地裁に他の避難者の人たちと原発事故被害者集団訴訟の原告となり、全国で初めて国・東電の事故責任を認める判決を勝ち取った丹治杉江さんが、高裁裁判が始まったことを報告。一審では書類提出だけをしていた国が、二〇分以上にわたって、「原発事故は想定外」と言い続けたことを報告。高裁裁判への注目を訴えた。
参加者は、今年こそすべての原発停止実現の決意を込めてデモに出発した。           (S)


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