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    かけはし2018年6月25日号

安倍政権はただちに退陣を


国会前大行動に2万7000人

9条改憲NO政治腐敗・人権侵害許すな



安倍政権を倒す
ため行動の時
 六月一〇日、冷たい雨が降りしきる中「9条改憲NO!政治の腐敗と人権侵害を許さない 安倍政権の退陣を要求する国会前大行動」が、午後二時から国会正門前をメインに二万七〇〇〇人が参加して行われた。主催は「国会前大行動実行委員会」。
 「森友・加計」疑惑が安倍首相自ら関与した犯罪であることが明らかになった今国会では「過労死促進」の働き方改革法案の「データねつ造」、防衛省のPKO「日報」隠し、財務省のセクハラ・スキャンダルなどが次々と明るみに出て、どれをとっても内閣総辞職に直結するような犯罪行為、腐敗が暴き出された。何よりも安倍首相自らの犯罪行為が明確となっているのだ。しかしそれでも九条改憲に執念を燃やす安倍政権は、あくまでも詭弁を弄しながら居直り続けている。
 この日の集会は、さまざまなテーマから安倍政権の犯罪・腐敗への居直りを明るみに出し、憲法改悪を安倍政権もろとも葬り去るという思いをこめて準備された。

「森友・加計」・
過労死強制法案
主催者を代表して「総がかり行動」実行委の福山真劫さんが「ウソにまみれた安倍政権を終わらせよう」と発言した後、総がかり行動実行委共同代表の小田川義和さんに続いて、市民連合・立憲デモクラシーの会の山口二郎法大教授が発言。「腐った権力者を追放することが有権者の権利であり、義務だ」と訴えた。
安全保障関連法に反対する学者の会の佐藤学さんは、米朝首脳会談にふれながら「平和を作り出そうとする流れを妨げる安倍政権」を厳しく批判した。
続いて「森友学園」問題批判の先鞭をつけた豊中市議の木村真さんが発言。「ウソにまみれ、開き直りを繰りかえす政権を一刻も早く引きずりおろそう」と強調した。
「一票で変える女たちの会」の坂元良江さん(TVプロデューサー)はメディアで働く女性のセクハラ告発をよってたかって隠蔽しようとした財務省と安倍政権を糾弾した。
共謀罪NO!実行委の海渡雄一弁護士に続いて「働き方改革」問題については日本労働弁護団の棗一郎弁護士が発言。雇用共同アクションの伊藤圭一郎さん、エキタスの藤井久美子さんは「高度プロフェッショナル制度」がいかに働く者の健康、生活を破壊するものであるかを指摘、NHKで働いていた娘を過労死で奪われた佐戸恵美子さん(東京過労死を考える家族の会)も「過労死」促進の「高プロ」制度を厳しく批判した。山田正彦さんは農業と食の安全を破壊するTPPイレブンに対して反対の声を上げようとアピールした。

私たちは絶対に
あきらめない!
沖縄平和運動センター議長の山城博治さんは、土砂投入によって辺野古の海を壊す新基地建設を止めるためにあらゆる方法で闘うことを訴えた。第9次横田基地公害訴訟原告団長の福本道夫さんは横田基地へのオスプレイ配備阻止を呼び掛けた。さらに被団協(原水爆被害者団体協議会)の児玉三智子さんが「核兵器禁止条約」に反対した安倍政権の対応に反対しようと語った。
さらに野党各党(立憲民主党、共産党、社民党、無所属の会)の代表も安倍政権を一刻も早く退陣させるために全力を上げようと強調した。
今国会では、ウソ、ごまかし、言い逃れに終始した安倍政権の犯罪的とも言える姿があらゆる面でクローズアップされた。しかしそれでも安倍政権は居直り・強弁・恫喝に終始して憲法9条改悪へのスケジュールに傷がついてはならないと躍起である。
しかしあきらめてはならない。あらゆる面から安倍政権への批判、怒りの奔流を解き放とう。安倍政権を打倒しよう。   (K)

6.3

米軍Xバンドレーダー基地反対

沖縄・韓国から連帯の発言

 
 【大阪】米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会主催、米軍基地建設を憂う宇川有志の会協賛の現地総決起集会が六月三日、宇川の久僧公民館で開かれた。
 主催者を代表し大湾宗則さん(近畿連絡会代表世話人)があいさつし、「日米同盟はどのように運用されているか。一九九七年の日米防衛協力の指針(日米ガイドライン、〇五年改定、二〇一五年第三次改定)は一貫して、日本列島とその周辺、つまり東アジアの防衛の第一義的任務は日本にあると明記している。日本列島・南西諸島の第一列島防衛線に次々とつくられているミサイル基地、辺野古基地。陸上自衛隊はいま海兵隊仕様に再編されつつあり、オスプレイ・強襲揚陸艦・F35B戦闘機が配備される。指令系統は、沖縄の基地と岩国基地・佐世保基地が相互に連携している。安倍政権はこの基本方針に基づいて安保関連法をつくり、自衛隊を海外派兵させてきた。日本が前面に出て、アジアと韓国をつなぎ、米国は指揮権だけ持って後退する。私たちは、基地が引き起こす被害にこだわり、闘いを持続し基地撤去を目指す。日米韓軍事演習に反対の闘いを広げ、朝鮮半島に平和をもたらすよう闘っていく」と述べた。

米軍基地は住民
の安全を脅かす
宇川有志の会を代表し三島さんが協賛団体としてのあいさつを、続いて現地報告を永井友昭さん(憂う会事務局長)が行った。
「四月一〇日から二期工事が始まった。そのやり方が米軍の持っている本質をよく示している。現地の住民を無視し、提供された情報は、四月一〇日頃工事が始まったということだけ。一期工事の時にはあった工事の看板もない。米軍の敷地外に大きな穴を掘っていたので抗議し、市にも報告して原状回復させた。近畿防衛局に言ったが、業者に責任を押しつけるだけで何の役にも立たない。土日は工事をしないという約束が文書にして地元に戸別配布されているのに、無視して最初の土曜日から工事をする。抗議すると連絡の不備でと言うが、また土曜工事をする。米軍は地元の人びとと友好的な人間関係をつくると口では言うが、米軍基地は地元住民の安心安全とは全く相容れない」。
「伊根町で五月一五日に起きた交通事故負傷者を消防本部がドクターヘリで搬送するため、米軍経ヶ岬通信所にXバンドレーダー電波の停止を要請したが、停波しなかったため、救急車から負傷者をヘリに移す場所が四キロも離れた場所に変更され、搬送が一七分遅れた。ここは過疎地だから、ドクターヘリは命の最前線だ。米軍経ヶ岬通信所の運用が始まった二〇一四年一二月以降で、停波要請に応じなかったのは三度目だが、防衛局は過去二回については公表していなかった。この事故の背景には、米軍についていくしかないという安倍政権の恥ずかしい姿がある」。

山城博治さんが
沖縄の闘い報告
沖縄からは山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)。
「この国は本当に美しい国だと感じている。福井・石川・新潟と原発がある。この丹後半島にレーダー基地を置いてどうするのだ。ここで戦争する? 理解できない。鹿児島にも愛媛にも原発がある。岩国は日本一の海兵隊基地があるが、その近くに大きな原発がある。この国は戦争なんかできないのだ。でもアメリカの言うなりに全国が軍事化されどうするのだ。石原莞爾は日中全面戦争に反対し軍を追われた。沖縄戦の太田実もよく似ている。軍隊をもつ、武器を持つ、それで戦争が抑止できると思い込む軍人の姿が今の状況に重ねられてならない」。
「是非ここは私たちで止めないといけない。政治家たちはリアリズムが全く欠けている。この国は米軍の戦略に組み込まれ、与那国・石垣・宮古・沖縄本島・徳之島・奄美大島とミサイルだらけだ。宮古には海上保安庁の大型巡視船がひしめき、嘉手納・普天間基地には米国本国からたくさんの飛行機や輸送機がやってきて、嘉手納基地の周辺は騒音でほとんど人が住めない」。
「米軍は、嘉手納基地の爆音は自由のための音楽だとのたまった。この国はもう業火に飲み込まれるところまで来ている」。

THAAD配備
反対の仲間から
韓国からは、パクヒョンジュさん、クジャスクさん(THAAD配備反対金泉市市民対策委員会)。
「私たちは金泉でロウソク集会をするときは、『市民のみなさん尊敬しています。市民のみなさん愛しています』と呼びかけて始める。THAADミサイルは、ミサイル防衛システムで一九六〇年代から米国が研究して作りあげてきた。防衛システムというが、実際はミサイル先制攻撃システムだ。二〇〇〇年代になってから、米国は全面的に韓国にこのシステムへ参加するよう圧力をかけてきた」。
「このシステムは対中国が目的だ。韓国の歴代政権は、この米国の圧力に抵抗してきた。李明博政権は、それに加わっても利益がないと断った。朴僅恵政権も二年間ぐらいは受け容れずに来たが、ある日突然、北の脅威を理由に受け容れに転換。どこに配備されるのか、全国は大騒ぎになった」。
「平澤、釜山、大邱といろいろ名前が出たあげく、最後は星州になった。星州に配備されるレーダーは私たちの金泉に向かっている。最初は星州という郡のど真ん中に配備される予定だったので、郡民が起ち上がって止めたので、第三候補地のロッテゴルフ場に配備することに決まった」。
「金泉市はソウル市と同じぐらいの広さで、人口は一四万人。位置は韓国の真ん中あたりの市だ。星州の人口は四万数千人。金泉は保守的な土地柄だ。最初のロウソク集会をやるとき、そんなに来ないだろうと思い五〇〇本用意したら、一〇〇〇人を超える人が参加した」。
「最初は、金泉の市長・市議会議員が起ち上がり、市から補助金が出た。一万人規模の集会が二回三回と開かれたが、政府の弾圧の兆しが見え始めると、市長や市議会議員が後退した。市民たちは自治体に任しておけないと、目覚めた市民たちに運動の主体が移っていった。金泉の中に新しく開かれた街があって、若い夫婦たちがたくさん住んでいる。そこの人たちも参加し始めた。現在まで一日も休まず六五二回のロウソク集会を続けてきた。その模様をライブで全国全世界に発信している」。
「私たちのロウソク集会は、朴大統領退陣要求のロウソク集会と重なったので、ソウル・大邱・釜山等で行われる朴大統領退陣要求のロウソク集会に出かけていって、THAADのことを訴えた。二〇一六年三月にパク・クネは弾劾され、THAAD問題が終わると思ったが、その喜びは短いものだった。パク・クネの裁判の期間にTHAAD配備が強行された。一軒一軒の家の前に警官が数名ずつ配置され市民たちが、家から出られないようにした。それでも厳重な警備の中を円仏教の人たちや市民が一〇〇人ほど現場に駆け付け阻止行動をしたが、警察はそれをはねつけ車両を入れた」。
「文在寅新大統領は、二基のTHAADの配備は不当だと表明し、残りの四基の配備は確認していないと明言していたが、その後北のICBMの発射があり、その六時間後に四基の配備を認めた。「確認していない」から配備まで十六時間だった。私たちは絶望せずロッテ本社前、国防部前、警察庁、大統領府の前でスタンディングや抗議を行い、大統領府に公開書簡を送った」。
「今年の三月頃までこのようにしてやってきたが、平昌オリンピックも成功し、南北会談も行われ、歴史的な板門店宣言が出された。でもTHAADのことは変わっていない。金正恩委員長が核を放棄する見返りに、韓国にあるTHAADを含む米軍と韓国軍の戦略兵器を全部返すという約束をしてくれたらいいと思っている。韓国のみならず日本からも米軍の全ての兵器が運び出され、戦争のない平和な東アジアがつくられることを望んでいる。米軍は日本にも韓国にも要らない。必要なら米国に持って帰ってほしい」。

基地ゲート前
までデモ行進
続いて近畿連絡会の各府県、京都(京都連絡会・駒井さん)、大阪(しないさせない戦争協力関西ネットワーク・中北さん)、滋賀(九条ネット滋賀・稲村さん)、兵庫(憲法生かす会兵庫・中村さん)、奈良(憲法を生かす奈良県民の会・上林さん)からアピールがあった。
集会終了後、久僧海水浴場から、地元集落の中を通りゲート前まで約一時間のデモを行った。(T・T)

 


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