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    かけはし2018年7月30日号

労働者市民の多様な共同で安倍を倒せ


7.19

悪法乱発の通常国会閉会へ

改憲絶対阻止の共同強めよう

沖縄の闘いに呼応し、国会前に8500人


悪法駆け込み
成立に怒りの声
 七月一九日、「9条改憲NO!北東アジアの平和と共生を! 政治の腐敗と人権侵害を許さない『安倍政権の即時退陣を要求する7・19国会前大行動』」が行われ、八五〇〇人が参加した。
 前段で沖縄の歌が披露され、参加した国会議員の発言で集会が始まった。
 柚木道義さん(衆院、国民民主党)は「西日本豪雨災害でたくさんの人が被災したにもかかわらず、政府は充分な対策を行っていない。カジノ法案や自民党に都合のよい参院の議員定数を増やす改正などやっている場合か。被災地に寄り添わない安倍政治を変えよう」と発言した。
 福島みずほさん(参院、社民党)は「バクチ法案が参院の内閣委員会で可決された。どうして公益性があるのか。外資系資本がやってきて利益を吸い上げていく。ギャンブル依存症を増やすもので絶対に許せない。明日、内閣不信任案を出して闘う」と決意を語り、「高プロ制の導入、水道で民間参入を許す法案、種子法の改悪、TPP11の批准など悪法を次々と通した。一日も早い退陣を」と訴えた。
 山下芳生さん(参院、共産党)は「今年の三月に、被災者支援再建法の改正案を提出した。全壊三〇〇万円を五〇〇万円に引き上げる。半壊・一部損壊でも支援できるようにするという内容だ。この法案を成立させることこそが重要だ。カジノ法など悪法を通そうとしている『安倍政権につける薬はなく、直す医者はいない』。市民と野党の共闘で倒すしかない」と語った。

労働法制・沖縄
そしてカジノ法
次に棗(なつめ)一郎さん(労働弁護団)が「高プロ制度=過労死促進法を可決した。派遣法を導入し、今回労働時間規制をはずした。次は解雇自由法を出してくる。これが通ればおしまいだ。いくらでも働かせる。何としても止めなければならない。フリーランス先進国のアメリカで雇用によらない働き方を導入してきたが、重労働・長時間労働をしても食っていけない人が増えてしまった」と語り、続けて「腐った権力を倒すのは民主主義だ。韓国でキャンドル革命が実現した」と話し、キューバ革命のチェ・ゲバラの言葉を引用し、「民衆革命を起こそう」と訴えた。
糸数慶子さん(参院、沖縄の風)は「辺野古は危機的だ。反対運動をつぶすために国道に柵が作られた。八月一七日から土砂を海に投入しようとしている。日本全国、世界から阻止するために行動を起こしている」と闘いへの結集を呼びかけ、さらに「一九七二年沖縄が復帰する時、自民党は沖縄にカジノを作ろうとしたが反対でつぶれた。私は世界のカジノを見てきた。韓国では多くの国民が苦しみ、自殺者も出ている。誘致した街はさびれてしまっている」とカジノ法案を批判した。
大串博志さん(衆院、無所属の会)は「至急、豪雨被災者救援のために補正予算を組むべきだが、与党はそうした動きをしていない。何としても安倍を退陣させたい」と語った。
福山哲郎さん(参院、立憲民主党)は「文書の改ざん、廃棄を政府機関がやってきた。これでは民主主義は成り立たない。異常事態だ。西日本豪雨災害で政治休戦して支援に集中しようと与党に申し入れたが無視された。被災者に寄り添わない政府に市民の怒りの鉄槌を下そう」と訴えた。

1800万超え
た反改憲の署名
加藤健司さん(憲法共同センター)が主催者あいさつを行った。
「安倍政権はウソと情報隠蔽を行い、その危機を数を頼りに強行してきた。米朝が半年前まではあわや核戦争かというところまでいき、安倍政権は改憲を打ち出した。しかし、朝鮮半島情勢は米朝が対話で解決していこうと転換している。これは平和を求める運動のひとつの現われだ。国会では改憲の動きは進まなかった。改憲反対署名は一八〇〇万筆を超えた」と情勢をとらえた。そして、「なぜ安倍は倒れないのか、と言われるが運動を強化する以外にない。今後、各地に持ち帰り運動を広げていこう。安倍政権を倒そう」と呼びかけた。
六つの団体から連帯のあいさつが行われた。
最初に、沖縄の山城博治さんが「八月一七日、土砂投入を阻止するぎりぎりの闘いが行われている。新たな柵がゲート前に作られ、機動隊が増強されている。護岸が今日、明日にもつながろうとしている。悲しみと怒りでいっぱいだ」と語り、続けて「七月二三日に翁長知事が埋め立て承認を撤回するだろうと報じられた。知事は最後の力を振り絞って決断した。八月六日〜一〇日第一派集中行動日。八月一一日三万人規模の県民大集会、八月一二日から一六日第二派大行動を予定している。全国から結集を。今ここで負けるわけにはいかない。二四年も闘ってきた。辺野古・大浦湾の海を守っていく。何としても勝ちぬく。いよいよ八月決戦だ」と訴えた。
安保法制違憲訴訟の会の山口さんが「民間航空機は軍需品の輸送を想定していないので、これまで武器を運んでこなかった」と説明し、戦争法の廃止と憲法九条を守れと話した。大阪豊中市議の木村真さんが「森友問題で文書を改ざんしたり、隠ぺいしたりした被疑者三八人全員が起訴されなかった。私たちの力で責任をとらせよう」と語った。市民連合・学者の会の広渡清吾さんは「安倍政権がなぜ倒れないのか、他に代わるものがないからという答えが一番多い。必要とされているのは市民が推す野党連合政権であり、その政権の具体性を示すシャドウキャビネット」と話した。

安倍政権を必ら
ず打倒しよう!
TPPプラスを許さない全国共同行動の山浦康明さんは「TPP11や日欧EPAの批准により、食の安全が脅かされ、独禁法が緩められ、外資がどんどん入って来るようになる」と批判した。過労死家族の会の中原ゆり子さんは「労災認定の二〇〇〇人のうち八〇〇人が労災死だ。私の夫は医者だったが限界まで働かされ、四四歳で自殺した。『社会的殺人だ』と訴える人はなかなか出て来なかった。ようやく遺族が立ち上がっている。高プロ制をごり押し成立させた。誰も裁量労働制の拡大に賛成していない。安心して暮らせる社会をめざしたい。労働者を守る政治を実現させたい」と話した。
最後に総行動の高田健さんが「今日の参加者は八五〇〇人。アジアの平和の害になっている安倍を倒したい。安倍政権はボロボロだ。あきらめず必ず倒す。必死で闘おう。八月一九日日曜日午後四時から衆院議員会館前、九月一九日、日比谷野外音楽堂で集会、その後デモを行う」と今後の行動提起を行った。韓国から送られたキャンドルを振り、安倍打倒のコールを国会にたたきつけた。

 追記:翌日、野党が内閣不信任案を出し、徹底抗戦をしたがカジノ法案は与党などの参院本会議で強行採決により成立し、今期の通常国会が終わった。 (M)


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