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    かけはし2018年9月24日号

福島を忘れるな原発なくせ


9.17

さようなら原発全国集会に八〇〇〇人

いのちをつなぎ くらし守れ

沖縄と連帯しよう、STOP安倍政治


政治を変えよう
安倍を倒そう!
 九月一七日一二時半から、東京・代々木公園B地区野外ステージで「いのちをつなぎ くらしを守れ フクシマと共に 9・17さようなら原発全国集会」が主催:「さようなら原発」一千万署名市民の会、協力:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会で開かれ、八〇〇〇人が参加した。
 木内みどりさんの司会で集会は始められた。最初の一時間はゼロノミックスとうじきつよしのコンサートが行われた。鎌田慧さん(ルポライター)と澤地久枝さん(作家)が主催者あいさつを行った。
 鎌田さんは「原発いやの声は広がっている。原発推進派はカネもうけのために再稼働している。これを許さないためには政権を代えるしかない。東海原発再稼働するかどうかが問題になっている。青森県の下北・大間原発、再処理場は核センターとしてやられている。原発は絶対に認められない」とあいさつした。澤地さんは「自民党の総裁選では足をひっぱったり、おどしをかけている。こんなひどい政治があるか。フクシマを切り捨てているばかりか、原発を輸出しようとしている。私たちは原発稼働を許さない。被害者といっしょになって闘う。沖縄でも勝ちましょう。NO!原発」と発言した。

事故の危険知っ
ていた東電幹部
福島から、村田弘さん(福島原発訴訟かながわ原告団)と佐藤和良さん(福島原発刑事訴訟支援団)が報告した。
村田さんは「原発関連自殺者が今年でも三人、通算一〇二人にのぼる。事故はおわっていないのだ。三週間前、内堀福島県知事は帰還困難区域の避難者への住宅提供を再来年の三月で打ち切ると発表した。二万数千人の住宅が奪われる。家がなかったらどう生きていけというのか。二〇二〇年のオリンピックで、もう福島は終わったと言いたいのだろう。三〇近い集団訴訟で、七つの判決が出て、その内の四つの裁判で東電と政府の責任を認めた。静かに怒るのではなく、赤鬼になっても立ち上がる。むしろ旗、座り込み、署名などあらゆる行動を起こす」と語った。
佐藤さんは「二五回の公判の中で、津波は想定外であり、法的責任はないという東電の主張がいかにでたらめか分かってきた。二〇〇六年に耐震審査があり、二〇〇七年、吉田所長が部として計画を立てて地震対策をするとなった。二〇〇八年六月の東電の常務会で決めたにもかかわらず、七月三一日にそれを中止した。それは津波対策に四年と数百億円の費用がかかること、当時、新潟地震の影響で柏崎原発が停まっていたことがあり、福島原発が停まったら経営が成り立たないと、経営を優先させたからだ。九月五日に、この内容の証拠が採用された。これでほぼ有罪が決まった。一〇万余人が避難している民事裁判にも大きな影響が出るだろう。一〇月に被告人尋問が行われ、年内に論告求刑、来年には一審判決が予想される。裁判の支援を」と訴えた。

政権に命と人生
を左右させない
東海第二原発再稼働について、大石光伸さん(東海第二原発訴訟原告団)が「一一月末に、四〇年ルールを骨抜きにし、二〇年の延長を決め再稼働を目論んでいる。東海原発は首都圏の人口三〇〇〇万から五〇〇〇万人から一一〇キロの地点にある。東海原発を運営する日本原電は国策民営会社だが、資産の一四一億円のうち、八〇億円を差し押さえられている。そのため、再稼働に必要な一七四〇億円を東電が肩代わりするとしている。こんなことを許してはいけない」と発言した。
原発ゼロ法案について、吉原毅さん(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟)が「原発はコンクリートでできているので、普通の民間戸建て住宅よりも地震に弱いことを示し、原発を止めよう」と話した。与儀睦美さん(辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会)が首都圏における集会などの取り組みの報告をし、知事選で玉城デニーさんの勝利に向けて支援を訴えた。福山真劫さん(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)が、@憲法改悪の発議を阻止することA沖縄県知事選勝利で、辺野古新基地建設を阻止することB東アジアで、非核・平和の確立を、と訴えた。
最後に落合恵子さん(作家)が安倍政治を批判し、原発、沖縄そして自衛隊と問題点をあげ、命以外に大事なものはない、政権に命と人生を左右させない」と閉会のあいさつをした。その後、渋谷コースと原宿コースに分かれてデモ行進を行った。     (M)

9.15

日朝ピョンヤン宣言16周年集会

非核化・平和への動き止めるな

朝鮮敵視政策・人権侵害やめろ


平和への動き
を促進しよう
 九月一五日、東京の文京区民センターで「日朝ピョンヤン宣言一六周年 朝鮮敵視政策を改め日朝国交交渉の再開を!9・15集会が」が開催された。集会には約一〇〇人が集まった。
 この日の集会は、四月に行われた朝鮮南北首脳会談、六月の米朝首脳会談を経て、朝鮮半島の非核化、朝鮮半島の終戦宣言をはじめとする歓迎すべき平和への動きが進む可能性が切り拓かれるとともに、日本の安倍政権の側は依然として「制裁」や在日朝鮮・韓国の人びとの人権無視を変えようとしていないことに注意し、朝鮮半島政策の転換を求めるものとして準備された。
 渡辺健樹さんの主催者あいさつに続き、高野孟さん(インサイダー編集長)が「朝鮮和平の新展開と安倍政権の行方」と題して講演した。
 高野さんは朝鮮半島の「非核化」に最大の責任を負うべきは、朝鮮戦争の歴史的経過からして、何よりも米国であると強調した。朝鮮戦争の「休戦」以後も、米国は一貫して「核恫喝」を北朝鮮に対して行ってきた米国とともに、日本もまた米国による「核の傘」の下で北朝鮮への軍事的かつ政治・経済的な圧力をエスカレートさせてきた。
 トランプ政権が金正恩(キム・ジョンウン)との対話に向けて舵を切った時、明らかに安倍政権は動揺し、「拉致」をカードにしつつ、トランプ政権との「一体化」を前面に押し出そうとした。他方、極右の櫻井よしこなどは「安倍がトランプを導く参謀になれ」「それが安倍の世界史的使命」などと叫びだしている。安倍は「拉致」問題とセットで北朝鮮との「関係改善」という点でトランプ政権と完全に一致している、と語っているが、トランプにとっては「拉致問題解決」はほとんど念頭にない。この点では、安倍は「拉致」を政治的に利用しているだけだ、と拉致被害者の家族である蓮池透さんは告発している。
 安倍政権は「拉致」を自らの悲願である改憲のために利用している、と高野さんは批判した。

朝鮮学校生徒の
お土産を没収!
次に「朝鮮『制裁』に名を借りた在日朝鮮人への人権侵害の実態」と題して朴金優綺(パクキム・ウギ)さん(在日本朝鮮人人権協会事務局員)が特別報告を行った。
朴金さんはさる六月二八日、関西空港税関支署が、修学旅行で朝鮮に行った神戸朝鮮高級学校生徒たちのお土産品のほとんどを没収したことを厳しく批判した。
税関は六二人の生徒たちのカバンをほとんど開けて検査し、うち一八人から朝鮮のお土産品を没収した。没収されたのは、お菓子、石けん、はちみつ、人参茶、クッション、扇子、Tシャツ、化粧水、写真立て、ブックカバー、ポーチ、巾着袋、キーホルダーといったごく当たり前の日用品ばかりだった。
これは日本政府が行っている対朝鮮「制裁」の一環であり、「朝鮮を渡航先とする一部の在日朝鮮人の日本再入国の禁止」、「二〇〇六年一〇月以降行われてきた、日本と朝鮮間の輸出入の全面禁止」、「朝鮮向けの支払いの原則禁止」を内容としている。つまり朝鮮からの「お土産」は、この「輸出入」「朝鮮向け支払い」に該当するというのだ。
朴金さんは、さらに事実上の「制裁」としての朝鮮学校差別を批判した。日本政府による「高校無償化」制度からの朝鮮学校除外によって二〇一〇年から一七年度までの被害は一七億八二〇〇万円、各地方自治体による朝鮮学校への補助金停止で四億四〇〇〇万円以上に達する(二〇一七年度で一四都府県が補助金停止)。
朴金さんは「日本の対朝鮮「制裁」は、非人道的であり、制裁目的との合理的関連性を欠くものであって正当化されず、旧植民地出身の永住市民を対象とする点で不必要・不相当であり、制裁目的が達成されないまま継続しており異常と訴え、事実上の『制裁』である朝鮮学校差別は、政治・外交的理由に基づき朝鮮学校生徒らの人権を侵害する違法・不当なものと批判した。
そして非人道的な対朝鮮「制裁」を廃止し、国連人種差別撤廃委員会の日本政府への勧告(二〇一八年八月三〇日)を実施することを訴えた(勧告の内容は、人種差別を禁止する具体的で包括的な法律の制定、ヘイトクライム・ヘイトスピーチ・暴力の扇動を撤廃する行動計画の制定、朝鮮学校への『高校無償化』制度の適用、朝鮮旅券所持者など一部の在日朝鮮人への再入国許可要件の撤廃など)。
集会は最後に、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの大仲尊さん、許すな!憲法改悪・市民連絡会の高田健さん、VAWW RAC共同代表の中原道子さん、在日韓国民主統一連合副議長の宋世一(ソン・セイル)さんからのアピールを受けた。
朝鮮半島・東アジアの非核化、平和と人権のために共に行動しよう。  (K)

 

 


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