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    かけはし2018年12月3日号

「積弊清算!団結する権利!」社会大改革を叫ぶ


民主労総の全国労働者大会6万人参加

11月21日にソウルをはじめ、全国でゼネスト・総力闘争を宣言

 全国民主労働組合総連盟(民主労総)は11月10日午後3時、ソウル太平路(テピョンロ)で6万人の組合員および市民社会と民衆連帯単位の参加者が集まった中「チョン・テイル烈士精神継承2018全国労働者大会」を開いて△弾力勤労制期間拡大阻止△最低賃金法原状回復と追加改悪阻止△公共部門のまともな不正規職正規職転換△財閥積弊清算と財閥改革△司法積弊と親財閥官僚積弊清算△社会安全網強化とまともな国民年金改革などを政府と国会に促した。
 これに対し、民主労総(キム・ミョンファン委員長)は11月21日にソウルをはじめ、全国で「積弊清算!団結する権利!」「社会大改革!」をスローガンにゼネスト・総力闘争を宣言した。
 民主労総のキム・ミョンファン委員長は大会の辞を通じて「政府と国会は労働者の要求を執行すべき義務と責務とは逆に、資本家の要求である弾力勤労制拡大を押し通そう」としていると言い「包括賃金制の廃止、交代時間と休憩時間の無料労働根絶、法定労働時間の例外業種制度の廃止、5人未満の事業場勤労基準法の適用、新規雇用創出案を話し合う」と明らかにした。
 また「民主労総は財閥体制の清算と司法集団勢力の処罰だけがわれわれが会わなければならない真のろうそくの世界であることを明確に宣言する」とし「一つの心、ひとつの意志で凍りついた手を温めながら聞いた2年前のろうそくが再度韓国社会の新たな枠組み作り改革へと進むように支持と声援を集めてほしい」と国民に訴えた。
 マレーシアから連帯のために来韓したアナロス・ディアナ(サラワク山林庁労組)活動家は「インドネシア、ネパールなどアジア活動家らが3日間滞在しながら下した結論は非正規職、外注化、労働基本権弾圧などまったく同様の問題に直面しているということ、超国家資本に対抗し国際連帯を強化しなければならない」と述べた。
 民衆共同行動の朴錫雲(パク・ソクウン)代表は「社会的弱者ではないとする民主労総が民衆と連帯して朴槿恵(パク・クネ)グループを追い出したにもかかわらず、労働者や民衆の暮らしが改善せず、今も生存権が踏みにじられているのが問題」と言い、ろうそく政府が最低賃金法を改悪し、弾力勤労制を拡大する誤った労働政策に対して労働者、都市貧民、農民達が世の中を変えていこうと力説した。
 公共運輸労組イージー副委員長は「ジョブワールド労働者たちは『子会社』という差別を拒否し、完全な正規職である直接雇用獲得のためストライキ闘争を展開しており、昨夜、会社側の屈辱的な提案を拒否し、頑強な闘争を決議した」とし、公共機関、社内下請け、間接雇用などの労働者が12日から文在寅(ムン・ジェイン)大統領に100人面談を要求して共同闘争を展開すると力を込めて話した。
 建設産業連盟の金慶信(キム・ギョンシン)副委員長は「文在寅大統領が批准を約束し、労働基本権と労組する権利について公約し、政権が変われば変わるだろうと思っていたが、労働者に団結権を保証するのがそんなに難しいことなのか。過程は公正で結果は平等だという言葉だけでなく、約束を守れ」と促した。
 金属労組のシン・スンミン首席副委員長は「文在寅政府は2年6カ月が経っている間、最低賃金1万ウォンの公約を直接口で廃棄し、与党は算入範囲と追加改悪まで試みて、21日までに弾力労働制の拡大を処理する」と述べた。積弊精算と社会大改革を政府と国会に任せてはなんの進展もないので民主労総が、先に立ち、11月21日のゼネスト闘争をしっかり見せてやろうと声高く話した。
 大会の参加者たちは「ゼネスト決議文」を通じて△ILO核心協約批准と労働法改正、国民年金改革と非正規職撤廃△弾力勤労制、最低賃金法、規制緩和法改悪等阻止△公共部門非正規職の一方的な子会社雇用強力阻止△労働者と民衆の力で直接韓国社会の大改革をやることを決意した。
 大会が終わった後、参加者らは大統領府(大統領府左側、ヒョジャ海岸センター方向)と東十字閣首相公館(大統領府右側126マンション方向)2つの方面に行進し、大会を終えた。
 この日の大会には甲乙オートテク(李大煕支会長)・KTX(金勝河支部長)・双竜車(金得中支部長)が共同で登場し、「我々は勝利したが、闘争は続いており、われわれの闘争は労働者の権利を守る闘争であるため、最後まで共にする」と共同して労働者大会の開始を宣言し、注目を集めた。
 また、参加者らは生存権を叫び、高空座り込み中の木洞(モクトン)のファインテックの煙突座り込み(ホン・ギタク、パク・ジュンホ)、チヨンジユタクシー(キム・ジェジュ)労働者と映像通話を行い、闘争状況を共有した。
 一方、民主労総は11月21日、ゼネストと総力闘争を控えた14日から20日まで、大統領府の噴水前で民主労総の役員および加盟産別組職の代表者たちが座り込みに突入する。
 12日から16日までは「非正規職はもうやめろ」というスローガンで非正規職労働者が「労働者100人、大統領面談」を求めて共同闘争を繰り広げ、16日には全国単位事業長代表者決議大会が青瓦台客室棟の前で開催される予定だ。

大統領面談100人共同闘争団の闘い

共同闘争団、大統領府前で
文化祭と路上座り込みに突入

 「労働基準法を遵守せよ」と自らを焼身させ労働者の現実を世間に知らせた全泰壹(チョン・テイル)烈士48周忌を迎え、11月12日から16日まで非正規労働者が非正規職問題の解決のための共同行動を進める。
 工場で自動車を作り、学校で給食を造り、スーパーで商品を販売し、宅配とクイックサービス業に携わる非正規労働者100人が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に「非正規職100人との対話」を求める記者会見を皮切りに、4泊5日間の行動を繰り広げる。
△文在寅大統領が非正規職労働者と直接対話に乗り出すこと△不法派遣の正規職への転換△公共部門非正規職のきちんとした正規職への転換△派遣法・期間制法の廃棄…非正社員問題の解決なく包容国家はない。

非正規労働者、大統領との面談を要求
非正規雇用労働者100人と非正規職のいない世の中作りネットワーク、非正規労働者の集い、全国不安定労働撤廃連帯、民主労総などは11月12日、政府総合庁舎前で記者会見を開き、共同闘争を宣言した。
「非正規ゼロの時代を切り開く」と言った文在寅大統領、韓国の非正規労働者たちに会おう。
労働組合を作ったという理由で解雇されて数年間闘争している車憲鎬(チャ・ホンホ)金属労組アサヒグラス非正規支会長が司会を引き受けた。
民主労総のユン・テクグン副委員長は、「これ以上待つこともできず、このように非正規職労働者が街に出てきた。非正規職ゼロ時代の文在寅大統領が直接出てほしい、1100万の労働者を代表した100人の代表団と共に虚心坦懐に話し合おうと提案している」と話した。
続いてインターネット設置・修理をするLGユープラスの労働者、韓国ジエム社内下請の非正規職労働者、韓国ジョブワールドの職業体験講師、貨物労働者が非正規職の現実を語った。非正規労働者100人は、記者会見文で「1100万の非正規労働者のうち98%に当たる労働者が、労働組合すら加入できないまま苦しんでいる。公共部門の非正規職労働者は、子会社へと追い込まれる。政府が約束を破ったから、民間はさらにひどい。不法派遣のユーザーは処罰も受けない」と述べた。
また文在寅大統領は先日の国会演説で「ともに豊かに暮らす包容国家をつくる」と述べた。「非正規職の解決なく包容国家もない」とし「私たちは大統領の対話を要求し、非正規職問題に背を向けて不法をほう助する裁判所、検察庁、国会、政府に向けて闘争する」と宣言した。

大統領との面談
を求め座り込み
警察に阻止され、12日午後6時現在、座り込み中。記者会見を終えた非正規職共同闘争団は、面談を要請するために大統領府に向かった。行進隊列が大統領府客間棟の前に到着すると警察はこれを阻止した。
共同闘争団が警察の面談要請の阻止に抗議して車線を追加占拠すると、警察は物理力を動員して強制解散を図った。この過程で共同闘争参加者3人が負傷し、病院に運ばれた。
12日午後6時現在、非正規職の労働者約300人は、大統領府客間棟の隣の「孝子」に連座し、文在寅大統領に非正規職問題の解決に向けた対話を求めている。共同闘争団は、大統領府の前で文化祭と路上座り込みを行う計画だ。
(「労働と世界」より)

労働者大会に続き、非正規労働者がソウルで統一行動

不法派遣・労組破壊使用者処罰を
要求して最高検察庁前で座り込み中

 非正規職100人共同闘争2日目。
 非正規雇用労働者がソウル瑞草洞の最高検察庁民願室と正門前で座り込み、不法派遣、労組破壊事業主の処罰を求め、文武一(ムン・ムイル)検察総長に面談を要求している。
 自動車社内下請けの非正規職労働者、宅配やクイックサービスの非正規職労働者、学校での非正規職労働者、マクドナルド配達労働者、公共部門の非正規職労働者など、非正規労働者100人余りからなる「非正規職 使い捨てやめろ」共同闘争団は、11月13日午後1時、ソウル瑞草洞(ソチョドン)の最高検察庁正門で記者会見を開き、文武一(ムン・ムイル)検察総長に面談を要請した。
 同時刻、金属労組・起亜(キア)自動車非正社員支会長をはじめとする8人の非正規労働者は、検察総長の面談や労組破壊・不法派遣犯罪者の処罰を求め、最高検察庁内部で座り込みに突入した。
 △不法派遣・労組破壊事業主への処罰、△労働法を守らない事業主への処罰、△財閥の護衛・不正行為の追及、△判事・検事の弊害の清算などがこの日、最高検察庁前に集まった非正規労働者たちの要求だ。
 裁判所と検察の判決時間稼ぎ、捜査延期で苦しめられた韓国馬事会の非正規職労働者、韓国GM・現代・起亜自非正規職労働者らは記者会見で、「不法派遣の告訴をして数年が経っても検察は不法に起訴すらしない」と批判した。
 11月13日午後3時現在、最高検察庁の苦情室に5人の非正規労働者が面談要請をし、座り込みを続けている。最高検察庁の正門前では、路上座り込みのためにテントを設置した非正規労働者と警察が対峙している。
 「宋相教(ソン・サンギョ)民主社会のための弁護士会」の事務総長と「民弁弁護士たち」も面談を要請しながら最高検察庁の中に入った。
 一方、非正規職100人共同闘争団は同日午前10時、大統領府客室棟前で記者会見を開き、前日午後、大統領面談を要求する非正規職の労働者を警察兵力を動員して押し出した大統領府を糾弾し、面談を要求する請願書を提出した。共同闘争団はまた、今月30日までに大統領府が非正規職労働者の面談要請に応じるよう求めた。
 車憲鎬(チャ・ホンホ)金属労組アサヒグラス非正規支会長は記者会見で「青瓦台で面談要求書一つもらう人がいないというのは話にならない。昨日、警察の暴力で3人の同志が病院に運ばれた. 非正規職の労働者は工場でも会社側の警備隊に日常的な暴力を受ける。しかし、大統領府の前でも同様のことが起こった。これが、ともに豊かに暮らす包容国家なのか」と述べた。
 「非正規職の100人代表団」は△労組法2条の改正および非正規悪法(派遣法、期間制法)、労働悪法の撤廃公論化△不法派遣使用者の処罰および正規職への転換△公共労働者非正規職のきちんとした正規職への転換のため、多くの業種と部門の非正規職労働者が集まって構成された。
 彼らは今月12日から文在寅大統領と非正規労働者たちに会って、直接対話を求める4泊5日間の共同行動を行っている。共同行動3日目を迎えた14日には、国会を訪れ、民主党、民主平和党、正義党に面談を要請する計画だ。(「労働と世界」より)

朝鮮半島通信 


▲11月18日の朝鮮中央通信によると、金正恩朝鮮労働党委員長が大館ガラス工場を視察した。視察の日時は不明。視察には崔龍海党副委員長、党中央委員会の趙甬元、金勇帥の両副部長、国務委員会幹部のキム・チャンソン、馬園春が同行した。平安北道に位置する同工場への金正恩党委員長の視察は、2014年5月26日の報道(当時の職責は、党第一書記)以来、4年6カ月ぶり。前回の視察には黄炳瑞等の軍幹部らが同行したが、今回の視察の同行者は、朝鮮労働党と国務委員会の幹部らであった。
▲韓国の女性家族省は11月21日、日韓慰安婦合意に基づき、日本政府が10億円を拠出して韓国政府が設立した「和解・癒やし財団」の解散を進めると発表した。
▲11月20日の韓国国防省の発表によると、朝鮮は同日午後、軍事境界線近くの非武装地帯に設置された朝鮮人民軍哨戒所10カ所を爆破した。韓国と北朝鮮は今年9月の南北軍事分野合意で、双方の哨戒所11カ所ずつを試験的に撤去することで合意している。
▲韓国軍と朝鮮人民軍は11月22日、今年9月の南北軍事分野合意に基づく措置に基づき、江原道鉄原の非武装地帯(DMZ)で、朝鮮戦争で亡くなった兵士らの遺骨発掘に使う道路を連結した。南北朝鮮間で道路が連結されるのは、2003年10月に京義線が、04年12月に東海線が連結されて以来。
▲ソウル高裁は11月21日、韓国前大統領の朴槿恵氏に公職選挙法違反の罪で、一審と同じ懲役2年の実刑判決を言い渡した。
▲ソウル近郊の城南市太平洞にある韓国最大の犬の食肉処理場で11月22日、処理場の解体が開始された。韓国では、年間約100万匹の犬が食用として消費されている。


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