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    かけはし2019年11月4日号

終わりにしよう天皇制!


10・22即位式反対集会・デモ

500人が都心でアピール! 3人の不当逮捕糾弾


はっきりと「祝わない!」の意思示す

差別・抑圧のシンボルを拒否

持続した抵抗の意思を広げよう

警察の挑発・
弾圧に抗して
 一〇月二二日、終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)は、ニュー新橋ビル地下ニュー新ホールで「東京戒厳令を打ち破れ!10・22 即位式反対デモ」の前段集会を行った。さらに午後一時から行われている天皇の即位宣言ショー、国事行為と称して違憲(政教分離原則違反)が明白である「即位礼正殿の儀」を演じている皇居に向けた抗議デモを五〇〇人以上の参加者で断固として貫徹した。
 国家権力は、天皇即位式反対を掲げる反天皇制デモに対する報復として三人の仲間を不当逮捕した(一〇月二五日、一人奪還)。この暴挙を糾弾し、仲間たちの即時奪還を勝ち取り、反天皇制運動の包囲によって権力犯罪を暴き、追及していく。(救援会声明・別掲)
 安倍政権は、「即位式」に対して約二万六千人の警察を動員して首都戒厳体制を敷いた。なぜならば約五〇カ国の外国要人を招き、国内はもちろん国際的な政治ショーとしてメディアをフル動員させて演出し、なんとしてでも天皇即位総賛美の「即位式」を作り上げねばならなかった。
 ところが、公然と「即位礼も大嘗祭も憲法違反だ!天皇即位式に反対しよう!」を掲げる「おわてんねっと」デモの登場によって、その目論見は崩れ、その報復として最初から不当なデモ規制・弾圧態勢を敷き、「封じ込め」を策動してきた。デモの左右に機動隊を配置するサンドイッチ規制、デモの先頭と後尾に対する不必要な介入などを繰り返してきた。
 通常のデモよりも、速攻でデモ参加者を逮捕する態勢を作ってきた公安政治警察も大量配置してきた。つまり、デモに対する不必要な暴力的挑発を行い、デモ破壊を強行してきたのである。「おわてんねっと」のデモ、反天皇制運動に対する圧殺を跳ね返し、国家権力に不当逮捕・弾圧を強行した責任をとらせる。

 

憲法を破壊する
意図も明らかに
天皇即位関連儀式は、総額一六六億円をかけて一一月一四日の皇位継承儀式「大嘗祭」など来年四月まで行われる。パレード「祝賀御列の儀」は、「台風一九号の甚大な被害を考慮」して一一月一〇日に延期した。なぜ「甚大な被害を考慮」するならば一連の即位儀式に支出するカネ全額を被災地・住民にまわさないのだ。改憲を射程にした安倍政権と天皇制の維持・強化をねらう天皇一家にとってそんなことは絶対できない。その共謀共犯関係を居直り的に押し出したのが「即位礼正殿の儀」での天皇徳仁の「お言葉」であり、安倍首相の「寿詞」だ。
天皇徳仁の「お言葉」では、従来通り、明仁元天皇が天皇制と裕仁の戦争犯罪を棚上げにし、アジア・太平洋などの民衆に謝罪することもなく、欺瞞的な「平和主義」天皇像をつくりあげてきた手法を踏襲していくことを表明した。さらに、五月一日の「即位後朝見の儀」の「お言葉」と同様に、「日本国憲法」の「日本国」を使わず、「憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」と述べ、あえて自らの任務を再確認しているようにみせている。ところが明仁前天皇は、これまで「お言葉」において「日本国憲法を守り、これに従って責務を果たす」と述べてきたが、徳仁はこの部分は踏襲していないのだ。
安倍首相の「寿詞」では、「日本国憲法にのっとり、象徴としての責務を果たされる」と述べ、徳仁とバランスをとろうとしていている。つまり、明らかに二人は、現行の「日本国憲法を守り」と述べず、徳仁が改憲を前提にした憲法に「のっとり」という意味を込めて述べることを、示し合わせて使ったのである。安倍と首相官邸、天皇一家と宮内庁の下準備を周到に行ったうえで、かつそのような共謀共犯関係を隠すこともなく、改憲を射程にした連携プレーを演じたのである。
「即位式」は、安倍政権のグローバル派兵国家建設に向けた憲法九条改悪の貫徹と天皇制を強化するために位置づけられ、連動して2020東京五輪キャンペーン、差別・排外主義を貫くナショナリズムを煽りながら民衆統合の強化のためのイベントであることをあらためて示したのである。

元気いっぱいの
銀座デモを実現
集会は、京極紀子さん(おわてんねっと)の司会あいさつではじまり、「おわてんねっとは、『天皇代替わり』に対して、この一年間、全力で闘っていこうと結成した。首都圏の仲間たちを中心に粘り強く積み上げてきた。四月三〇日〜五月一日の即位式に対しては、反天ウィークとして五日間の連続行動を取り組んだ。五月一日は、ここから銀座デモを五〇〇人で行った。今日の闘いは、反天皇闘争の後半戦の始まりだ。午前中から天皇制の神道儀式が国事行事として強行している。本日は、大阪、静岡など全国各地で闘われている。私たちも全力で今日、闘いぬこう。パレードが延期になったが、ならば儀式を全部やめてしまえ!」と発言した。
死さん(おわてんねっとツイッター仲間)は、「天皇制がどれだけの人の尊厳を踏みにじっているのか。反天皇制を掲げると『いやなら日本から出ていけ』と言われる。天皇制は廃絶しかなく、日本こそ出ていけと言いたい。天皇制はぬぐいきれない侵略の血にまみれている。息苦しさをたどれば天皇制、家父長制、資本主義、侵略主義にたどりつく。日本こそ私から出ていけ。『日の丸』は掲げない、燃やす!天皇制廃絶」とアピール。
斉藤たまみさん(日本キリスト教団神奈川教区社会委員会ヤスクニ・天皇制問題小委員会/バスストップ から基地ストップの会)は、「キャンプ座間基地反対の取り組みとともに反天皇制の取り組みを行っている。私はクリスチャンだが、宗教が国家と結びつくことはおことわりだ。武力ではなく話し合いで解決していくことを願っています。基地や軍備にお金をかけるのではなく、基地を一つ一つなくしていくことだ。天皇制を終わりにしましょう」と発言。
続いて、反天皇制・即位式反対の決意表明が五郎丸さん(武蔵野市などで活動)、アナルコ・フェミニズムぐるーぷ・紅一点、大山千恵子さん、「表現の不自由展・その後」の再開をもとめる愛知県民の会、大分の「天皇問題を考える市民ネットワーク」から行われた。
最後に、「おっちんズ」の反天皇制の唄を参加者全体で合唱し、銀座デモに向かった。      (Y)

10.22

即位式は違憲だ!

反天皇制の意思をキッパリアピール

 【大阪】天皇代替わりに異議あり!関西連絡会主催の集会が一〇月二二日二時から、大阪市水上ステージで開かれた。
 連絡会に参加する団体が次々と発言した。
 「即位式は憲法違反である」、「主権在民を否定する即位式に抗議」、「皇位継承に伴う式典関係費一六〇億円という莫大な金を関東・東北の台風被災地の救助・復興支援に使うべきだ」、「天皇即位に伴う祝意の強制に反対する」、「教育現場への『日の丸・君が代』の強制に反対」、「各県持ち回りの天皇が臨席する国体・植樹祭・豊かな海づくり大会に加え、国民文化祭と四つの行事が押しつけられることに反対」等の発言が続いた。
 また一一月の大嘗祭で使う新米を栽培する「斎田」をどの地方にするかを決める「斎田点定の儀」が五月一三日午前、皇居・宮中三殿の神殿の前庭で行われた。儀式では亀の甲羅を焼いて占う「亀卜(きぼく)」という伝統的手法が用いられ、斎田のうち東日本の「悠紀田(ゆきでん)」を栃木県に、西日本の「主基田(すきでん)」を京都府に設けることが決まったという。
 驚くことに、前近代的で非科学的な占いが用いられた。また九月二〇日 宮内庁は大嘗祭の際に使われる米を収穫する「斎田」で、九月二七日午前に稲を刈り取る儀式「斎田抜穂(ぬきほ)の儀」を行うと発表。京都府の主基田で行われた「抜穂の儀」には京都府知事が出席したそうで、皇室の私的行事でしかも宗教行事への参加は問題だとの報告があった。
 また別件で、入院している友人(現在は故人)から依頼を請け、友人の口座から引き出して生活費や病院への支払いを行っていた仲間を、一〇月一六日北海道警公安第三課は、窃盗容疑で逮捕したとの報告があった。集会後、西梅田公園までデモ行進を行った。        (T・T)

声明

10・22天皇即位式弾圧救援会

10・22天皇即位式反対デモでの3名不当逮捕を許さない 早期奪還への支援と救援カンパをお願いします?

天皇即位式のための厳戒態勢のなかでの不当逮捕

 2019年10月22日、新天皇ナルヒトの即位式が皇居で行われました。台風の被害もつづくなか、世界各国からの400人もの招待客を招き、莫大な税金を費やし、2万6千人の警察官が厳戒態勢をつくりあげるなかで強行された即位式でした。高御座から即位を告げるナルヒトとそれに応える万歳の声は、主権在民と政教分離を破壊する、まさに天皇制にふさわしい儀式でした。
「終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)」は、この日、新橋から銀座にいたる「10・22天皇即位式反対デモ」を決行しました。500名をこえる参加者は、「祝わない」「税金かえせ」「即位式中止を!」などと書いたプラカードを手にして抗議の声を上げました。デモカーからは歌が流れました。
警視庁は、20年ぶりに設置されたという「最高警備本部」による弾圧態勢を背景に、この日のデモへの敵対的妨害を露骨におこないました。デモを両側から規制する重装備の機動隊は、参加者に手をだして腕をつかみ、押し、耳元で「早く進め!」と大声を張り上げるなどの妨害をくりかえしました。
逮捕弾圧は立て続けに起こりました。機動隊の妨害に「触るな」と抗議していた仲間3名が、突然「公妨!」「確保!」のかけ声とともに機動隊に体を押さえ込まれ、地面に引き倒され、逮捕されてしまったのです!白昼の不当逮捕です。デモ参加者は弾圧抗議の声もあげつつ、最後まで即位式反対デモをやり抜きました。

弾圧とともにはじまった
ナルヒト天皇制

 10月22日の新たな天皇制弾圧は、ナルヒト天皇制もまた、暴力と弾圧とともに歩むことを鮮明に示しました。「即位恩赦」の一方で3名の仲間を捕らえ、他にも何件もの即位弾圧がかけられるなか、即位式がおこなわれたのです。
天皇制が弾圧とともにあったのは戦前のことだけではありません。政治的自由が憲法で保障された戦後においても、天皇制反対者に対するでっちあげ逮捕や、尾行などの人権侵害、そして右翼テロが繰り返されてきました。
世界から不当弾圧と歴史の改ざんを少しでも減らすために、日本天皇制は一刻も早く廃止しなくてはなりません。

救援カンパを!抗議を!
天皇制廃止を!

 3名の仲間は、築地署、湾岸署、大井署に分散留置され、「取り調べ」と称した警察の嫌がらせを受けています。突然日常生活から切り離され自由を奪われ、不安でいっぱいだと思います。孤独な獄中での闘いには、たくさんの皆さんがこの天皇制弾圧を自分のこととして受けとめて、支援を寄せてくださることが何よりの力になります。
弁護士費用、反撃のための救援カンパを寄せてください。警察に抗議電話をかけてください。救援会が呼びかける行動に参加してください。そして天皇制廃止のための道のりをともに歩みましょう!
弾圧粉砕!警察は仲間を今すぐかえせ!天皇制の即時廃止を!
2019年10月24日 「10・22天皇即位式弾圧救援会」

◆救援カンパの送り先→【郵便振替00100―3―105440】 「救援連
絡センター」あて 
※共用の宛先です。「10・22天皇即位式弾圧救援カンパ」と必ずご明記ください
◆抗議電話先→ 築地署03―3543―0110 大井署03―3778―0110 湾岸署03―3570―0110 (番号前に「184」をつけて非通知に)
◆救援会の情報は、「おわてんねっと」のブログ(http://han.ten-no.net/)、
ツイッターアカウント「おわてんねっと」で御確認ください。
【おわてんねっと今後の行動】11月14日 大嘗祭反対!@トーキョー・ステーション 18:30 東京駅丸の内駅前広場/12月7日  終わりにしよう天皇制2019大集会・デモ 午後 千駄ヶ谷区民会館   



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