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    かけはし2020年3月30日号

東電は原発事故の責任をとれ


被害者への補償と脱原発を

3.7 東電本店前で抗議行動

「復興五輪」はウソっぱち


住宅問題は
一層深刻に
 三月七日午後一時、新橋の東京電力本店前で、「東京電力は福島原発事故の責任をとれ!第78回東電本店合同抗議」行動が、経産省前テントひろばとたんぽぽ舎の呼びかけで行われた。
 新型コロナウィルスの被害が拡大する中で、「反原発」をテーマとする多くの集会も延期・中止を余儀なくされている。あらためて東京電力の責任を追及し、被害者への補償と脱原発を実現するために東電前に一九五人が参加した。
 主催者あいさつに続いて発言に立った作家の鎌田慧さんは、「東電の犯罪性をあらためて明らかにし廃炉への道筋をはっきりさせよう」と強調。「福島原発被害者の避難生活を守る首都圏の会」は「原発事故を忘れさせようとする国、東電を許さない」と怒りの思いを訴えた。
 「コロナウィルスの被害が広がる中で、外に出ることができない人も多いが、いま深刻さの度を加えているのが住宅問題だ。県が避難者を訴えるような状況もある中で、避難者には無償で住む場所を確保する権利がある。私たちは追い出されない!」と双葉町からの避難者は訴えた。「水晶体をやられて目が見えなくなった人もいる」と語った避難者は、「東海第2原発が再稼働されれば私たちの居場所はなくなる」と危機感をつのらせた。

「復興五輪」など
にだまされない
武藤類子さんからのメッセージが読み上げられた。
「癒されることのない傷は、さらに被害者を追い詰めていきます。福島県で昨年震災関連自殺と認定された人たちは一二人、今までに一一五人になります」「福島は三月に行われる聖火リレーが最大の話題となり、それを利用して事故がもたらした様々な問題や困難を、強引に片づけようとしたり、上手に隠したりしています。今まで帰還困難区域だった地域も、部分的に避難指示を解除して人を帰し、不通となっていた常磐線も帰還困難区域を含めて全部開通させます。聖火リレーが出発するJヴィレッジには、既に全国から大人も子どもも集まりサッカーに興じています。このオリンピックは『復興五輪』と呼ばれますが、被害者にとっての復興などいったいどこにあるのでしょうか」。
武藤さんのメッセージは、安倍首相の「福島はアンダーコントロール」という虚偽から始まった福島五輪のウソにまみれた犯罪性を厳しく糾弾するものだった。
武藤さんのアピールが紹介された後、柏崎・刈羽原発に反対する蓮池透さんからの訴えも紹介された。
つづいてトリチウムの海洋放出に反対する「肉球新党」(猫好きの人たちの政治グループ)からのアピール、「たんぽぽ舎」の山崎久隆さんから汚染水の海洋放出を絶対に許さないアピールを受けていった。また首都圏原発である東海第2原発再稼働阻止への呼びかけも行われた。最後は勇壮な「多摩川太鼓」で、東電への怒りと脱原発の意思を新たにしていた。
東電への抗議行動に続いて、参加者のほとんどが日本原電・東海第2原発再稼働反対の行動に合流した。(K)

3.7

日本原電前で抗議行動

東海第2原発の再稼働
を絶対に許さないぞ

 三月七日、東電前での福島原発事故九年の抗議集会に続き、秋葉原の日本原電本社前で、茨城県東海第2原発再稼働に反対する抗議集会が行われた。一五〇人が参加した。
 最初にたんぽぽ舎の柳田真さんがあいさつ。東海第2原発は、四一年目になる古い原発だ。東海第2の再稼働に向けた工事はどんどん進んでいる。住民が同意していないにもかかわらず強行される工事に対して現地の人びととつながって、原電にやめるしかない、と思わせるような闘いをつくり出そう、と呼びかけた。
 茨城の披田信一郎さん(元龍ヶ崎市議、東海第2原発を止める会事務局)は、東海第2の再稼働に対して住民投票を求める直接請求を行い、茨城県に対して住民の声を聞かざるをえないような状況をつくり出していこうと訴えた。「日本原電は敦賀2号機のデータ改ざん問題で危機に陥り、企業の存在をかけた必死の動きを行っている。全国の仲間と共に再稼働を止めよう」と披田さんは強調した。
 たんぽぽ舎の山崎久隆さんは「再稼働には三五〇〇億円ものカネが必要とされている。東電などから調達しなければならない。しかも耐震性の欠如が指摘されている」と問題点を指摘した。
 群馬、川崎、経産省前テントひろばなどの仲間からも「東海第2再稼働阻止」の運動に取り組み、関東広域を「地元」とする運動で、東海第2再稼働を断念させようと訴えた。   (K)



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