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    かけはし2020年4月6日号

欺瞞に満ちた2020東京オリ・パラは中止しかない


原発事故処理・震災復興・ウィルス対策、課題は山積みだ

東京五輪の開催は今こそ断念を

安倍政権延命の小細工許さない

3.26

東京オリ・パラ中止だ中止

カネは五輪ではなく生活保障に

新宿繁華街デモに多くの注目

 東京オリンピック・パラリンピックは新型コロナVのパンデミックによって、三月二四日にIOCが一年間の延期を決定した。それにともなって二六日に予定されていた福島県のJビレッジからスタートする聖火リレーも中止になった。そうした状況のなかで、東京オリ・パラの延期でなくて中止を訴える行動が、三月二六日に新宿アルタ前での集会と都庁までのデモとしてかちとられた。
 聖火リレーも東京オリ・パラも中止だ中止! のこの日の行動には、八〇人が参加した。多彩な横断幕も三枚広げられて、道行く人々に大きくアピールすることになった。集会ではまず、実行委員会から新型コロナV影響の現状と開催するにあたっての経過報告が行われた。福島で予定されていた聖火リレーに対する抗議行動は、聖火リレーそのものが中止になったために抗議行動も中止になっている。いくつかのアピールの前に力強くコールがあげられた。
 五輪災害おことわり! JOCは恥を知れ! 延期じゃなくて中止だ中止! 五輪じゃなくて生活保障! インフラ盗む五輪はいらない! 情報隠蔽許さない! 原発復興終わってないぞ!……怒りの声をあげていこう!

復興デッチ上げ
の五輪絶対ノー
アピールのなかで、「オリンピック災害」おことわり連絡会からは「JOCもIOCもマネーファーストで悪どいことをやってきた」として、インフラ建設にともなった住民の追い出し、過酷な突貫工事にともなった労働者の過労死、広大な熱帯林の破壊と先住民の被害などを明らかにし、オリンピックの中止と廃止を訴えた。
福島県の南相馬から神奈川県に避難し現在、被団連の活動をしている村田さんは、「東京オリンピックは原発被害者にとっては恨みそのものだ。安倍首相は原発はアンダーコントロールされていて健康の心配はないとウソを言って引っ張ってきた。そして二〇年までに被害をゼロにすると無理強いさせて、県も政府の手下となって住宅支援の打ち切りと帰還の強制を行い、被害者を提訴までしている」と訴え、最後に「オリンピックは安倍自身のために延期されたのだ」と東京五輪延期の欺瞞性を明らかにした。
新宿駅西口の繁華街をコールをあげながら元気よく進むデモは、道行く人々の注目を集めた。「中止! 東京オリンピック」「STOP! Tokyo Olympic」と書かれたプラカードに次々とカメラが向けられる。一方、高層ビルが林立するオフィス街は新型コロナVの影響なのか、ほとんど人通りがない。「TOKYO 2020」の大看板を張り出している都庁ビルも、わずかばかりの窓明かりを残して力なくそびえ立っているようだ。
警察の規制を跳ね返して、都庁に向けて怒りのコールをあげる。その後デモは新宿中央公園での解散となった。一九三六年のベルリン五輪がヒトラーとナチスの五輪だったのと同様に、延期された東京五輪は腐敗しきった安倍政権延命のための五輪に他ならない。そんなオリンピックはまっぴらごめんだ。オリンピックマフィアとゼネコンのための五輪はどこにもいらない。東京オリンピックを中止に追い込もう。(R)

3.27

東京オリ・パラ絶対反対

延期ではなく中止だ

 【大阪】東京オリンピック・パラリンピック反対!実行委員会(八団体で構成)主催の集会が三月二七日、エルおおさかで開かれた。司会の園良太さん(梅田解放区)は、「今年予定の東京オリンピック・パラリンピックはコロナウイルスの感染拡大で一年程度の延期となった。東日本大震災からの復興を掲げ、福島原発事故の幕引きを狙ったオリ・パラには反対して活動してきた私たちは、次は中止を求めていきたい」と述べ、続いて小倉利丸さん(「オリンピック災害」おことわり連絡会)の「オリンピックとコロナウイルスに共通する資本主義の危機」と題する講演に移った。(講演要旨は次号に掲載)

五輪やっている
場合ではないぞ
【ゴーウエスト】:事故以前に私が住んでいた富岡町は二〇一七年四月に避難解除されて、福島県の住宅支援が終わるというので、市営住宅に引っ越した。昨日は聖火ランナーとして私の母校の中学生が走るはずだった。コースは中学校時代の通学路で、複雑な思いだったが、リレーは中止になり、ほっとしている。父は四カ所もガンが見つかったが、すべて転移のガンではなく、放射能のせいだと思っている。これからも復興・安全・安心キャンペーンに反対していきたい。ハードルを低くし、みんなが生存の権利を保障されるよう運動を続けていく。

 【釜ヶ崎センター解放行動】:今年二月にあいりん労働福祉センターは無理やり閉鎖されたが、いまも五〇人ほどがセンターにへばりつくように住んでいる。大阪地裁と大阪府・市は最近、センター占有移転禁止の仮処分を通告してきた。これは訴訟に移る前の手続きだが、公的施設に対するこのようなやり方は異例だ。釜ヶ崎も西成特区構想にもとづいて、野宿者を追い出し、自転車・路上屋台・露天を撤去し、環境拠点に変えようとしている。夜間一時避難所としてのシェルターの新型コロナウイルス対策が不十分なので、センターを解放するよう府に求めている。

 各分野からの発言として、「参戦と天皇制に反対する連続行動」、「リニア市民ネット大阪」、「全日建連帯労組関生支部」から発言があった。               (T・T)

 



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