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    かけはし2020年5月4日号

米軍基地は絶対に作れない


4.6

辺野古実の月例防衛省行動

基地建設工事こそ「自粛」を

今こそ「断念」させよう

自衛隊基地もいらないぞ

 

 四月六日午後六時半から、辺野古新基地建設を止めろと防衛省に申し入れる定例行動が、辺野古への基地建設を許さない実行委員会の呼びかけで行われた。
 安倍政権による新型コロナウイルスに関する非常事態宣言を発し、改憲の先取りをしようとすることに対して、批判する意見を司会が語ることから集会が始められた。
 日音響のアコーディオンによって、沖縄の闘う歌を歌い、参加者からの発言が行われた。
 主催者が「コロナウイルス問題で、政府は仕事に行くな、休業しろと呼びかけているが、辺野古基地建設ではまったく工事が自粛されていない。本部港ではすごいペースで土砂が運ばれ、辺野古の海に土砂が投入されている。そして、機動隊は座り込みに対して、コロナ対策などせずに暴力的排除をしている」と批判した。
 さらに、「四月一日、専門委員会が会議を開き、埋め立て予定地の大浦湾の粘土を計っていないとしていたが業者が測定していたことが出てきた。また、防衛省が出した資料で二〇カ所のミスが見つかったものを、専門委員会はミスがあったかもしれないが問題はないと見解を示した。こんなことは許せない。ただちに埋め立てを止めろ」と訴えた。

宮古島に自衛隊
基地はいらない


宮古島の自衛隊ミサイル基地建設に反対する住民の会から、電話でのアピールが行われた。「四月五日、三八〇人の警備隊と二四〇人のミサイル部隊、合計七〇〇人余りの編成完結行事が行われた。住民たち三〇人で、のぼり旗、マイクで抗議し、申し入れ(別掲載)を行った。弾薬庫、基地の撤去まで闘う。連帯してほしい」。
続いて、安次富浩さん(ヘリ基地反対協)が電話でアピールした。
「コロナウイルスの影響で、社会的混乱を起こしている。嘉手納基地の米兵二人がコロナに罹った。防衛省は米軍基地の閉鎖を申し入れていない。明日、七都道府県に非常事態が宣言される。米兵の外出禁止を要求する必要がある。警備員にマスクを着けろと要求している。安倍政権はマスクを二枚配布する。しかし、それに従わない防衛省は何か。マスクをばらまくより、困っている医療機関に配布する。市民を守ろうとしない、それの極限が沖縄だ」。
政府は埋め立て設計変更申請をする。知事は民意にそって対応するだろう。沖縄のコロナウイルスのまん延は県内の帰省者や県外から持ち込まれた。これ以上まん延させないために、関東から運動で沖縄を訪れるのをストップしてほしい。私たちは困難でも闘う」。
ストップ辺野古キャンペーンの加藤さんが「埋め立て設計変更により、一旦工事建設の受注が打ち切られる。護岸建設を請け負っているゼネコンからは『軟弱地盤で作ってもしかたがない。前代未聞の工事だ』と嘆きの声が出ている」と報告した。

設計変更では
なく断念を!


複数で参加した郵政シルバーユニオンのメンバーが「沖縄連帯ツアーを一四回派遣してきた。二月に南西諸島への自衛隊配備反対のために石垣島で交流した。ミサイル基地建設のための造成工事が小学校や民家の近くで行われている。六月に、一五次のツアーを企画している。石垣島・辺野古をつなぐ。労働組合運動が厳しい状況だががんばっていきたい」と報告した。この後、キリスト者や辺野古沖でカヌーで抗議した仲間が発言した。
戦争に協力しない!させない!練馬アクションとアジア共同行動日本連絡会議が防衛省申し入れを行った。アジア共同行動は、「米軍基地の横須賀五人、嘉手納三人、佐世保一人の兵士・家族が新型コロナウイルスに感染していることが明らかになった。危険極まりない米軍基地を即時封鎖し、米軍に対して強制力をもって感染実態を報告させることだ。米軍の自由な航行、自由な出入国を禁止することだ。従わなければ、米軍を国外に退去させよ」と要求した。
最後に今後の予定が明らかにされた。?五月一一日午後六時半から、防衛省月例申し入れ行動。?埋めるな連、設計変更批判の新たなパンフを作ったので宣伝行動で利用してほしい。?設計変更申請が明らかになった時、翌日午後六時半から、防衛省抗議行動。皆さん参加しよう。(M)

4・5ミサイル部隊発足式典の中止を
求め、強行配備に抗議する集会決議

 

 2017年10月末から始められた宮古島での陸自新基地建設は、まだ終了していないにもかかわらず、2019年3月には、千代田に380名の警備隊が編成され、今日、2020年4月5日、240名のミサイル部隊と追加の警備隊、合計700名余りの編成完結行事が行われることは、宮古島への陸自ミサイル部隊配備の既成事実化を急ぎ、与那国、奄美と続けて琉球弧の島々の軍事要塞化を完成に近づけることである。
辺野古の米軍新基地建設が沖縄県民の粘り強い反対運動によって、遅々としている現状のもと、米軍と自衛隊の基地の共同使用、合同訓練の実態を見れば、南西諸島の自衛隊基地化は、日米両政府の軍事戦略上、重要な意味を持っている。 島々の自衛隊新基地が、辺野古新基地の代替としての機能を持つことも予想され、そうでなくても、米軍の共同使用、共同訓練などの可能性は非常に高い。
千代田新基地への陸自ミサイル部隊配備の他、空自の野原レーダー基地へのサイバー部隊システム防護隊配備、準天頂衛星(新里の管制施設強化)による宇宙の軍事利用、水陸機動団の訓練、オスプレイによる水陸両用車の運搬、拡張整備された平良港への海自艦船の接岸、下地島空港の軍民共用等々の可能性が今後考えられる。南西諸島全体の司令部は、宮古島に置かれるということは2015年計画発表段階で明らかにされている。宮古島をこのような軍事の島にすることは、戦争の危機を引き寄せることに他ならない。私たち市民は宮古島の軍事要塞化に断固反対する!
しかも、今年に入り、瞬く間に世界中に蔓延し始めている新型コロナウイルスによる肺炎の感染状況によって、日本中が生産活動も、商業活動も、市民生活も自粛を余儀なくされている中にあって、なぜ、自衛隊基地内の活動だけが状況を無視し、市民を不安に陥れるように、密集して隊員の編成祝賀式典を宮古島で行うのか? 万が一、閉鎖的な空間である千代田基地内から感染者が出て拡散した場合、基地は感染者集団クラスターとなり、基地外へ感染が拡大したならば、感染者病床が3床しかなく、人工呼吸器も13個しかない宮古島では、医療崩壊は簡単に起こることが想像できる。宮古地区 医師会からも自粛要請が出され、宮古島市も要請していると報道がある中で、規模を縮小したからと言っても、中止や延期ではなく、実施することは余りにも危険で、市民の命を軽視していると言わざるを得ない。自衛隊基地内の式典実施に強く抗議する。

千代田基地内の弾薬庫は建設しないという約束通り撤去すること!
保良の弾薬庫建設をやめること!
野原レーダー基地の増強機能強化をやめること!
戦争につながる施設建設、新基地建設をやめることを求め、ここに決議する。

2020年4月5日

ミサイル基地はいらない宮古島住民連絡会
4・5ミサイル部隊発足式典の中止を求め、強行配備に抗議する集会参加者一同

4.19

「立皇嗣の礼」もやめろ

「延期」ではなく「中止」だ

「代替わり儀式」反対の声を

 四月一九日は、徳仁天皇のもとで弟の秋篠宮が「皇嗣」(次期天皇の第一候補)になったと宣言する「立皇嗣の礼」が行われる予定日だった。しかし「コロナ・パンデミック」によってこの日の儀式は「延期」となった。
 首都圏で一連の新天皇「即位」行事に対して批判と抗議の行動を続けてきた反天皇制実行委の仲間たちは、昨年の「代替わり」反対闘争を引き継いで「今こそ問う『安保・沖縄・天皇』4・28〜29連続行動実行委」として、「立皇嗣の礼」反対の行動にも取り組んできた。
 コロナ・パンデミック状況の深刻化の中で、「立皇嗣の礼」は「延期」となったが、そもそも巨額の国費(「国民の税金」)をかけて天皇制の「永続」を人々に印象付ける儀式など、民主主義・「国民主権」に反するものであることは明らかだ。

様々な角度から
批判のアピール


この日午後三時、皇居がよく見える東京駅丸の内口の「行幸通り」に面した場所で、三〇人が参加して「『立皇嗣の礼』は延期じゃなくて中止だ! 身分差別と格差を温存し拡大する天皇制は廃止だ! あらゆる人びとへの生活と命の保障を」と訴える行動が行われた。
つくば市の仲間、神奈川の仲間、ATTACジャパン,反天皇制運動連絡会、オリンピックおことわリンクなどから、それぞれの活動と結び付けて、このコロナ・パンデミック状況の下で進められる、巨額の国費(私たちの払う税金)を浪費して行われる「天皇代替わり儀式」への批判と怒りが訴えられた。
すでに一連の代替わり儀式で使われた国費(私たちの税金だ)は一六六億円、立皇嗣の礼だけで四〇〇〇万円。まだまだこれから巨額の国費が「代替わり」のために浪費される(秋に予定される大嘗祭など)。
「令和天皇制」を定着させようとする一連の皇室行事に反対し、「天皇制を終らせよう」の言論と行動を多様な方法で広げよう。  天皇制批判の訴えを、さらに多くの人びとに届けよう。                    (K)

 【訂正】本紙2614号3面投書中最下段左から8行く目「デヴィット・フィンチャー監督」を「デヴィド・フィンチャー監督」へ、同左から5行目「クルミルズ刑事」を「ミルズ刑事」に、同2面91メーデースローガン中、下から3段目左から21行目「都立病院」を「公立病院」に訂正します。


4.17


日本銀行前スタンディング

新自由主義こそが医療破壊の元凶だ

 四月一七日(金)午後七時から、東京・日本銀行本店裏で「緊急事態宣言? カネは公共医療と人々の生活のために使え!日銀前スタンディング」が、attac首都圏の呼びかけで、四回目が行われた。都庁職病院支部の仲間やニュージーランドから電話で報告が行われた。緊急事態宣言で外出の自粛が呼びかけられているなか、人通りがほとんどなく、今回も冷たい風が吹き抜ける最悪の状態ではあったが意義ある行動だった。
 大利英昭さん(都庁職病院支部)が「新型コロナウイルスの感染によって、一般の医療が受けられないという問題が起きていて、相談が多く寄せられている。政府は五月六日までに一定の目途を立てたいとしているが収束の先が見えない。病院では人員不足、マスク不足など多くの問題を抱えている。コロナ問題が起きなくても、病院は長時間労働によって支えられてきた。年間で一〇%の看護師が離職している。新人は四月から二カ月間の研修を受けて、職場に配属になる。ちょうど今回この時期にコロナが襲った。医者・看護師を抑制してきた政府の責任が問われている。PCR検査が少ないのは保健所の数が減らされてきたからだ。ネットカフェに寝泊まりしている人の屋根を奪い、路頭に迷わせた。これは新自由主義政策の結果だ」と指摘した。
 さらに都政について、大利さんは「小池知事は二〇二二年度中に都の病院を地方独立法人化することを決めた。これは公的医療を後退させるもので、失われなくてもよい命が奪われる。これを阻止するために広く訴えよう」と提起した。

コロナ災害は
明らかに人災


ニュージーランドに滞在する渡辺さんは「二月二〇日に入国した。三月二日に、感染者が出た。三月二週目、WHOがパンデミックを宣言した。こちらの政府の対応は非常に速かった。三月二五日、感染者が五人の時に、ロックダウンした。人口五〇〇万人、感染者は九〇〇人。昨日は一五人、今日は八人と減っている。政府は来週にはレベル4(最高)からレベル3に下げる検討に入る」と話した。 
さらに「ロックダウンによって、病院・薬局・マーケット・ガソリンスタンドの四種類しか店を開けていない。それ以外は全員在宅に。非正規労働者に週に五〇〇ドル(3万5千円から4万円)を支給している。PCR検査は七万人分、日本は一三万人分。すぐに検査して徹底的に封じ込めている。このために、国家予算の一〇分の一を使っている。人々は外に出て、自由にしている。休みを堪能している。終息が見えてきて喜んでいる」とうらやましいような報告をした。
桑原よもぎさん(2019年4月、日本学生支援機構抗議デモ参加者)が、大学と企業が一体となって進めている就活が、良い企業に入るためとして競争を煽っている状態に疑問を持ち、デモなどを連続してやってきたことを報告した。そして、「コロナショックは以前から起きている。人間の経済活動が森を破壊し、ウイルスを持った小動物から人間に感染している。家畜伝染病も肉食のリスクだ。メガバンクはそうした環境破壊の大企業に融資して支えている。貧困を和らげるため、感染症を防ぐためにも、生産・流通・消費のシステムを変えることが必要だ」と語った。
キャプテン翼さん(attac首都圏)が日銀のオーバーシュート政策を批判した。つくばの加藤さんが「水戸・つくばの連合と全労連のいつもならデモをするメーデーが中止になったが、自分たちは五月四日にメーデーデモを行う。建設現場でも清水建設でコロナで死者が出たことを受けて、休業に入った。七次・八次下請けの一人親方で自分はやっているがこうしたところにもしわ寄せがきそうで心配だ」と報告した。
反貧困ネットワークなどが行った四月一六日の院内集会の報告の後、小倉利丸さんが「ウイルス問題は戦争ではない。戦争は敵・味方を作る。これをウイルスに適用すると感染した人は敵を体内に持っていることになり、感染者に対して偏見を持たれる。引っ越しを余儀なくされた人やがまんして感染を隠したという例を聞いている。検査体制が確立されていないこと、保健所が減らされてきたことなど、明らかにコロナ禍は人災だ」としめの発言をした。次回は五月一日を予定している。     (M)



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