もどる

    かけはし2020年6月29日号

正規職への転換 差別を撤廃しよう


民主労総 2020非正規事業所代表者大会開催

集まろう7・4大会

 韓国の110万人組合員を組織する民主労総は、コロナ危機の中で、非正規職の労働者が、まず解雇にさらされており、非正規職のない社会に向け闘う準備をすすめている。(編集部)

正規職への転換を勝ち取り、差別を撤廃しよう!
私たちも交渉しよう、元請使用者性を勝ち取ろう!
集まろう7・4大会、非正規職撤廃しよう!

 「特殊雇用という名で強要された非正常な労働はコロナ19危機状況で特殊雇用労働者を一番先に崖っぷちに追いやった。今の労働法では労働者3人に1人が労組法の適用を受けられずにいる。 低賃金サービス産業や臨時、日雇い労働者は、1年間で50万人以上が職場から追い出された。労働基準法の適用すら受けられないまま、300万人を超える小事業所の未組織労働者らにとって、コロナ19経済危機は直撃弾となった」。

 全国民主労働組合総連盟(民主労総)は6月5日〜6日、忠清北道提川の清風リゾートで「2020民主労総非正規事業所代表者大会(以下、非正規代大)」を開き、非正規職撤廃の決意を新たにした。
この日の大会には、建設産業連盟、公共運輸労組、金属労組、大学労組、民主女性労組、民主一般連盟、事務金融連盟と保険設計士労組、サービス連盟、情報経済連盟などの非正規労組単位の代表者と幹部、担当者250人あまりが集まり、民主労総下半期の非正規闘争の方向および課題について深みのある討論を交わした。

キム民主労総委員長の大会あいさつ


キム・ミョンファン民主労総委員長は大会のあいさつで「コロナ19でわれわれが確認したことは災難は平等ではなく、社会的弱者と力のない労働者を狙うということだ。ウイルスは非正規職と正規職を分けない」とし「労働組合がある事業場では相対的に労働者に対する攻撃と被害が小さかった。それはまさに労働組合だけが労働者を守ることができるということを雄弁に示すものだ」と強調した。
続けて「韓国社会の大きな問題である非正規職がコロナ19という危機を迎え、大きな問題だと言うことが明白となった。まさに今、非正規職の撤廃が韓国社会で最も優先的な課題にならなければならない」とし「民主労総はすべての非正規労働者が非正規職のくびきから脱し、差別を受けない人間らしい暮らしに進むための闘争に乗り出さなければならない。今日の非正規事業所の代表者大会は、その開始を知らせ、決議する場になるだろう」と力を込めた。

 続く討論の場では、ペク・ソックン民主労総事務総長が「私たちは誰で何をするのか」というスローガンで下半期の民主労総非正規闘争の見通しと方向を論じる討論を導いた。
ペク事務総長は発言で「非正規職が存在するのは、少ない賃金でも言うことをよく聞かせることができる仕組みが作られたからだ。このシステムをなくさなければならない」とし「民主労総はわれわれの手で非正規職を撤廃する法案を上程し、これを審議する国会議員を圧迫する闘争を展開する」と述べた。

民主労総が掲げる3
法の立法化に総力


民主労総が掲げる全泰壱(チョン・テイル)3法は、▲労組法2条の改正(@項の労働者性、A項の使用者性)▲勤労基準法拡大適用(施行令の改定および勤基法11条の改定)▲重大災害企業処罰法の制定だ。
民主労総は先月25日から始まった差別撤廃大行進と、この日の非正規代大を皮切りに10日の重大災害企業処罰法要求決議大会、24日の最低賃金・財閥改革決議大会を経て、7月4日には全国労働者大会で10万組合員を組織する方針だ。
8〜9月にかけて1カ月間、立法請願登録を発議し、10月の通常国会立法争奪闘争に持ち込む方針だ。20万組合員の立法運動を行い、全泰壱3法の立法化に向けた総力闘争に乗り出した。

 全体参加者たちは、非正規職全体の共同事業で、全泰壱3法立法運動と7・4全国労働者大会の組織化および非正規職事業所の共同闘争のための提案などの共通討論テーマと、議題別のグループに分かれ、提案と討論を続けた。
第1グループは公務職委員会制度の安着化と要求案の貫徹をテーマに、第2グループは雇用保険適用を含めた特雇労働者労働基本権の獲得、第3グループは元請使用者性貫徹および全泰壱3法請願運動と実践課題をテーマに集まった。
それぞれの提案は、ウ・ムンスク民主労総政策局長、キム・ジュファン代行運転労組委員長、パク・ウンチョン民主労総企画局長が引き受けた。
グループ討論の内容をまとめて開かれた総合討論時間では、民主労総内での非正規職撤廃闘争本部の結成と正規職労働者との葛藤、全泰壱3法立法運動以外の細部闘争計画などに関する話が交わされた。

 参加者らは、民主労総が下半期に準備した全泰壱3法立法がただの運動に止まらず、闘争が結合した集団的な力として発現されることを要求した。
また、16の地域本部が中心になって全国の市郡単位から上がってくる闘争計画に対する要求が出た。20万の民主労総組合員の立法ではなく、20万の市民を対象にした立法運動が必要だという要求だった。
コロナ19災難に見舞われ、公共医療の拡大、疾病手当の要求、全国民雇用保険制の導入などの議題は、すでに多くの国民の共感を呼んでいる。

下半期闘争の明確な計画として提出


何よりも民主労総レベルの細部闘争計画を要求した。この日、非正規代大で討論して議論された内容が空念仏に終わるのではなく、下半期に闘争の力を結集する明確な計画として出されなければならないという声が多かった。
「我々は全労協時代から闘争の歴史を書き続けている。 その時から私たちは階級的な団結をしてきた。 それがまさに民主労総だ。今日集まった同志たち皆が闘争の糸を放さないでほしい。今、文在寅(ムン・ジェイン)政権がいう労働尊重に実際の労働者たちは徹底して排除されているということを我々すべてが身にしみて感じないか。間接雇用労働者、下請労働者が死んではじめて、各種の問題が世間に知られ、騒がしくなるのが現実だ。 これからも闘争の歴史を作り続けよう」。

闘争と連帯に変
える紙飛行機


総合討論が終わった後、力をつける時間が続いた。
文化公演に続き、コロナ19によってまず解雇されて、死と差別の象徴となった非正規職の問題を闘争と連帯に変える紙飛行機を飛ばす儀式を行った。
化繊連盟縫製人差し指会はこの日、非正規代大に全泰壱烈士の絵と「非正規職撤廃」が書かれた手作りマスクを提供した。参加者たちは、大会の最後にこのマスクをつけて団体写真を撮った。
2020民主労総非正規事業所代表者大会は閉会を宣言した後、団結の夜を進行して終了した。
(「労働と世界」より)

解放連帯国家保安法事件無罪判決にあたって

社会主義活動の合法化認めた最高裁判決を歓迎する

 最高裁が5月14日、社会主義活動を理由にして国家保安法違反の疑いで起訴された労働解放実践連帯(解放連帯)に対する無罪を確定したのは、韓国社会主義運動の合法性と正当性を認めたものとして大々的に歓迎する。同時に、今回の判決は、韓国社会で最初に社会主義を公然と指向してきた政治団体が、まれに見る悪法である国家保安法を裁判所でも越えたことで、韓国社会主義政治運動大衆化の土台になることを期待する。

 社会主義は弾圧すべき対象ではなく、不平等を拡散し、労働者の生活を崖っぷちに追いやる資本主義を克服するための民衆の選択肢の一つだ。コロナ19で生じた経済危機が差別・嫌悪の拡大と財閥が私利私欲をむさぼり続けている今日では、社会主義はさらに必要で、切実な代替システムでもある。社会主義政治運動は、今回の最高裁判決を契機に、より活発に繰り広げられるものであり、「持てる者だけの代替」である資本主義に真っ向から対抗するものだ。

 今回の判決により、国家保安法は、もはや存在しなければならない理由を失った。それでもまた別の最高裁判決は、国家保安法を理由に政治活動の自由をまだ抑圧している。以前、統合進歩党の行事に出席し、利敵表現物を所持した疑いなどでアン・ソフィ/パチュ市議員(41)など3人に有罪を確定して議員職を失うことを仕立てからである。
こうして政治思想の自由と結社の自由、表現の自由を深刻に侵害してきた国家保安法は、直ちに撤廃しなければならず、反民主・反人権・反民衆の歴史を直ちに中断しなければならない。21代国会は開院と同時に、国家保安法を直ちに廃止せよ。

 変革党は社会主義政治活動の合法性を認めた今回の最高裁判決をいま一度歓迎し、8年に近い期間に渡って政治思想の自由を勝ち取るために先頭に立って戦ってきた解放連帯の仲間たちに敬意を表する。

2020年5月14日
社会変革労働者党

朝鮮半島通信

▲韓国統一省は6月16日、朝鮮が同日午後2時49分ごろ、開城にある南北共同連絡事務所を爆破したと発表した。
▲金錬鉄統一相は6月17日、辞意を表明した。
▲韓国政府は6月18日、昨年の日本政府による対韓輸出管理の厳格化措置に対して、世界貿易機関に紛争処理小委員会の設置を要請した。

コラム

緑道ウォーキング

 世間では「コロナ太り」などと言っているようだが、自宅を中心に「仕事」をするようになってから丁度三年になる私にとってはそれどころではない。三月にすい臓がんで亡くなった水田さんの通夜に出かけようと、これまで普通に着ていたワイシャツを着てみると、腹部分のボタンが今にもはじけ飛びそうなのだ。これではまずいと、しばらくさぼり気味だったウォーキングを再開したのである。
 地図を見ながら決めた広大なK公園を横断する六qのコースを、約一時間かけて毎週三〜五日はウォーキングしている。四・五q地点にある本屋では『東洋経済』を購入している。コロナ以降『東洋経済』が良くなった。もう少し面白いルートはないかと、地図を広げていて目に飛び込んだのが川を地下化して作られた緑道だった。
 多摩丘陵にしみ込んだ雨水が平野部で湧き出て川となる。有名な神田川も武蔵野市の井の頭池を源流としていて、それが杉並区の善福寺池を源流とする善福寺川と、同区の妙正寺公園から流れる妙正寺川が合流して都心部に入り込み、隅田川に流れ着くのである。地図を良く見てみるとそんな川が東京にはいくらでも流れている(いた)ことがわかる。
 私の居住地周辺には桜の名所として有名な目黒川を形成する三つの緑道がある。緑道の下を流れる北沢川と烏山川は目黒川の源流であり、池尻で合流して目黒川となる。もうひとつの蛇崩川は中目黒駅前で目黒川に流れ込む支流ということになる。何度かに分けてそれらの緑道を歩き切ったのだが、どの緑道もきれいに整備されていて、近隣の人々の散歩道になっているようだし、点在する公園では子供たちが「コロナストレス」を発散していた。
 最後に残しておいたルート(中目黒から豪徳寺まで)は、先月末に今月で三二歳になる娘と二時間ほどかけて歩いた。親孝行の娘だと思う。咲き始めたアジサイが美しく、人工的に作られた緑道脇の小川では日本ザリガニとメダカがとれるようで、近隣の親子がスルメを縛り付けたヒモを投げ込んで楽しんでいた。しかし、どの川も五〇年ほど前に緑道化されたようなのだが、その原因が近隣住人のゴミ投棄による川の汚染だったというのだから心が痛くなる。
 先月三カ月ぶりに顔を出した床屋の主人に緑道歩きの話をしたところ「以前そういうお客さんもいましたね」「その人は確かその後、区の境界線を歩いたようですよ」……絶句。    (星)
 
 


もどる

Back