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    かけはし2020年7月13日号

石井紀子さんと共に 三里塚「第3滑走路」反対


6.28東峰現地行動

夜間飛行時間延長許すな

大地を取りもどす闘いを

 六月二八日、三里塚空港に反対する連絡会主催による「石井紀子さんと共に 三里塚『第3滑走路』反対! 夜間飛行時間延長を許さない! 安倍政権打倒! 反原発―再稼働やめろ! 沖縄・辺野古新基地建設反対! 6・28東峰現地行動」が取り組まれ、四二人が参加した。前段集会の会場は、強雨のため平野靖識さん(らっきょう工場)から東峰地区のらっきょう工場の一角を借りて行われた。

コロナ危機が
作った静けさ


第一部集会は、司会の山崎宏さん(労活評現闘/芝山町横堀地区)の開催あいさつから始まった。
次に柳川秀夫さん(三里塚芝山連合空港反対同盟代表世話人/芝山町)のメッセージが読み上げられた。
「今は六月下旬、梅雨の真っ最中である。三里塚空港は、新型コロナウィルスの流行のため旅客機の飛行が極端に減少し、四月一二日からは平行滑走路が完全閉鎖されている。平行滑走路の飛行コース下は、静かである。
こうしたことで飛行機が飛ばなくなるとはまったく予想もできなかった。しかし、第3滑走路の建設計画は日々着々と進められている。横堀・丹波山の空港会社用地では工事が連日行われ、滑走路予定地・騒音地区住民の移転工作も進められている。ただひたすら利潤を追求することだけを求めて空港を拡大することだけが、はたして正しいことなのかが根本から問われている。今回の新型コロナウィルスの流行はそのことを突きつけているのではないか」。

加瀬勉さんから
のメッセージ


続いて加瀬勉さん(元三里塚大地共有委員会〈U〉/多古町)のメッセージ「石井紀子さんを追悼する」が読み上げられた。
(要旨)「〈1〉三里塚闘争に生涯をかけてきた一人の同志をまた失った。紀子さんの遺志を引き継ぐことは『言うはやすく行うは難し』である。悲しみを力に変えて断乎進んでゆこうではないか。
〈2〉小川明治副委員長が亡くなって天浪の墓地を掘り起こした。小川明治副委員長の棺は反対同盟が作った檜の特製のものであった。三里塚大山の火葬場の施設には入らなかった。市販の棺に明治副委員長の白骨死体を入れ替えて火葬した。空は騒音地獄、地上田畑を奪い、村を廃墟にし、自然を破壊し、コンクリートで埋め尽している。三里塚の大地に眠るところなどない。
紀子さんの遺志を引き継ぐということは闘うわれわれの血と肉体の中に紀子さんが生きていることである。紀子さんと共に戦いつづけよう。
……紀子さんをはじめ三里塚闘争に生涯をかけた同志が安らかに眠ることのできる三里塚の大地をつくりあげよう」。

再共有化運動
の広がりを!


平野靖識さん(らっきょう工場)は、「コロナ騒ぎの中で外国人の訪日ができないでいる。この状態が五年も続くと言われている。空港会社は、二三万回の離発着を言っているが、とても第3滑走路などは必要ない。空港機能の拡大も考えなおすべきだ。東峰地区にとって、四月一二日以降、平行滑走路が閉鎖され、静かな日常を楽しむことになっている。生協を通した販売も増えた。しかし、コロナ第二波、三波がくることで仕事が続くだろうかという不安も抱えているが、奮闘している」と報告。
さらに「紀子さんとは、いろんな局面で議論してきた。原則の人だった。シンポジウム、円卓会議に対して反対でした。東峰ワンパックと分かれて紀子パックを立ち上げたことなど紀子さんなりに原則を貫き通した。新年の反対同盟旗開きにおける紀子さんの豚汁は、野菜が一杯で大変おいしかった。食べることの重要性を常に訴えてきた人でもあった」と述べた。
繁山達郎さん(一般社団法人三里塚大地共有運動の会事務局長)は、「東峰現地行動は、一九九九年時の暫定滑走路建設計画があったころから取り組んできた。集会には、毎回、石井紀子さんからのアピール、メッセージがあった。共に東峰を守るために闘いぬいてきたが、紀子さんの声が聞けないのは大変残念だ」と発言。
また、「一九八三年から共有地の再共有化を取り組んだ。すでに三〇年以上経過しているが、共有地を守りぬき、政府の所有者不明土地対策法による土地取得の策動をはね返すために法人を結成した。共有地を法人に移転登記すれば、法人が管理していくことができる。すでに登記変更に着手し、昨年が二〇人、現在、三〇人が終了し、さらに増やしていきたい。ぜひ協力してください」と呼びかけた。

石井紀子さん
の思い出語る


第二部は、「石井紀子さん追悼」と運動報告。司会は辻和夫さん(田んぼくらぶ)。
アピールは、高見圭司さん(スペース21)、渡邉充春さん(関西・三里塚闘争に連帯する会)、小山広明さん(元泉南市議)、根本博さん(泉州沖に空港を作らせない住民連絡会)、山田謙さん(東大阪三里塚闘争に連帯する会)、鈴村多賀志さん(田んぼくらぶ)、野島みかさん、片岡万里子さん(労活評)、山崎宏さん(労活評)、国富建治さん(新時代社)から行われ、紀子さんの思い出、運動報告などが語られた。
集会後、デモに移り、開拓道路に到着。仲間たちは石井紀子さん追悼の黙祷を行い、「第3滑走路反対!三里塚空港粉砕!」のシュプレヒコールを空港に響かせた。

天皇制と三里塚
を問う加瀬さん


デモ終了後、第3滑走路計画に対する現地調査に向かう。建設予定地のど真ん中の加茂地区では空港周辺地図を見ながら山崎さんの解説を受け、あらためて大地と自然破壊、空港公害に満ちた第3滑走路建設計画の実態を暴き出した。
加茂地区から飛行騒音直下コースを確認しながら多古町に到着。加瀬さん宅に向かう。加瀬さんは、サツマ芋とジャガイモを用意し、迎えてくれた。
加瀬さんは言う。「コロナによって空港が止まり、空港会社が破産していく。廃港をめざすわれわれにとっては喜ばしいことだ。グローバルな世界が壊れ、矛盾が深まっていく。新しい闘いは、命を守る運動、生活を守る運動などによって根底から問い直さなければならない。さらに旧日本軍七三一部隊の石井四郎中将は千代田出身だ。天皇制との対決も負けるわけにはいかない。天皇制と三里塚の関わりを切開し、人民の闘いを明らかにしていく」と決意を述べた。
参加者は、加瀬さんの問題提起を受け止め、三里塚闘争と新たな闘いの方向性への踏み込みに向けて誓い合った。      (Y)

6.29

オスプレイの木更津配備に反対防衛省前で抗議の訴え

戦争のためにカネを使うな

 六月二九日午後六時半から、東京・市ヶ谷の防衛庁前で、垂直離着陸機MV22オスプレイの陸自木更津基地配備に反対する、緊急申し入れ行動が東京・市ヶ谷の防衛省前で行われた。
 呼びかけは「大軍拡と基地強化にNO!アクション2019」。行動には緊急の呼びかけの中で千葉、練馬などで反戦・平和・反基地の行動を進めている四六人の市民、労働者が参加した。
 千葉県議の伊藤とし子さん(市民ネットワーク千葉県)は、七月七日、航空自衛隊木更津基地にオスプレイが配備されるという連絡が、六月一九日に入った。安心・安全な暮らしを脅かすオスプレイの配備に反対しよう、と呼びかけた。
 六月六日に、米軍横田基地撤去のデモ(本紙6月15日号参照)に参加した東京全労協議長の大森実さんは、横田や沖縄の空を飛び交うオスプレイが、木更津に配備され住民の命、暮らしを脅かすことは許されない。安倍政権に反対の声を上げよう」と訴えた。武器取引反対ネットワークの杉原浩司さんは、「すでに米軍のオスプレイは八王子や町田の空を飛び交っている。どの町の空にもオスプレイはいらない。の声を上げよう」と呼びかけた。
 辺野古実の仲間は「米国議会でも辺野古の軟弱地盤の問題が論議され、見直しの論議が出ている、という」と紹介した。そして莫大な軍事費を使って役に立たない、危険な軍拡を進めることの愚かさは、「イージス・アショア」の一例を取っても明らかだ、と厳しく批判した。仲間たちは、「莫大な軍事費を使って役に立たない兵器など、とんでもない。イージス・アショアの例を見れば明らかだ。次はオスプレイの番だ」と訴えた。
 行動の最後に参加者一同の名前で、以下の申し入れを防衛省に手渡した。(K)

申し入れ

木更津基地にオスプレイ配備するな


?3月25日発令の「米軍海外移動60日間停止」解除後も、米軍岩国基地での陸自V22の整備等が進められていない理由の開示を求めること。徹底的な機体の安全性の保証が得られるまで、V22の木更津への移送を行わせないこと
?木更津基地のオスプレイ整備機能の強化は、木更津はもとより、関連自治体とその住民への説明責任を果たし、そのすべての同意を得るまで白紙とすること
?陸自オスプレイの導入、日本国内の米軍オスプレイ配備については、安全性、費用対効果、軍事的合理性等あらゆる面から再度精査を行い、計画の妥当性が完全に証明されるまで配備・運用を凍結すること。
2020年6月29日

来るなオスプレイ!木更津 緊急申し入れ行動 参加者一同
呼びかけ 大軍拡と基地強化にNO!アクション2019
賛同:オスプレイ来るな いらない住民の会、市民ネットワーク千葉県、船橋・憲法を生かす会

 




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