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    かけはし2020年9月21日号

「三里塚の今」を知ろう!


紹介

「一般社団法人三里塚大地共有運動の会」ニュース7号

騒音と闘い拡張工事許さない

新会員・賛助会員になろう

 

  「一般社団法人三里塚大地共有運動の会ニュース 7号」が発行された。一坪共有者の皆さんに届いているでしょうか。
 事務局は、粘り強く、共有者登記簿、過去の三里塚集会、管制塔カンパなどの名簿をたどりながら会としての名簿を蓄積してきた。いまだに一坪共有地再共有化運動の開始時の人数に迫ることはできていないが、できるかぎり多くの仲間たちにニュースを届けようと奮闘している。本記事によって「たしか一坪共有者だったはずだが」と思い出した方、ニュースが届いていない方は事務局への連絡が要請されている。
 会の取り組みは、一坪共有地運動の圧殺を狙う「所有者不明土地登記・管理適正化法」(表題部所有者不明土地の登記及び管理の適正化に関する法律)との攻防でもある。この悪法は、二〇一八年六月に成立している。法律は、公共事業での所有者不明土地の収用における収用委員会の関与が廃止され、申請も決定も知事のみでできる制度になった。第二次改悪(二〇一九・五)では@登記官に所有者探索のための調査権限付与、探索結果を登記に反映することができるA所有者を特定できなかった「表題部所有者不明土地」について、裁判所の選任した管理者の管理を可能とする内容だ。「管理」には草木伐採、売却が含まれるのだ。
 法務省は、この強制買収を表向きでは空き家問題や防災を口実にしているが大型開発促進が真の狙いだ。さらに登記の義務化、土地所有権の放棄確認緩和なども準備している。つまり三里塚一坪共有地運動にひきつければ相続登記手続きを放置状態の対象として索敵し、法務局に代金を供託するだけで強制買収が可能となってしまうのだ。一九八三年以降、一坪共有者の相続手続きを完了していない家族がその対象になり、悪法が襲ってくることになる。成田空港会社の成田空港拡張工事促進、第三滑走路建設などの野望を阻止していく闘いだ。会に一坪共有地を移転登記変更し、法的にも阻止していく態勢をともに構築していこう。
 報道によれば、 自民党は「所有者不明土地」について「相続時の登記申請の義務化や土地の所有権を放棄できるようにする提言」(六月一六日)を政府に提出予定だ。法務省も同様の内容で「所有者不明土地」法制化の検討に入っており、二〇二一年の通常国会で成立をねらっている。「所有者不明土地」法改悪を許してはならない。
 一般社団法人三里塚大地共有運動の会は、「会員が三里塚闘争に連帯し、三里塚大地共有運動を継承し発展させることを目的とする」ことを確認し、二〇一八年一〇月二八日に設立した。法人事業として「@会員から譲渡を受けた土地の管理A三里塚闘争への支援B三里塚闘争・成田空港問題についての啓発・宣伝C会員間の交流,各地の空港反対運動との交流D前各号に附帯関連する一切の事業」を取り組んでいる。
 二〇一九年初めから全国の共有者に三里塚共有運動調査票(法人への協力、共有者になった年、登記簿の住所、現住所など)を届け、二〇〇人の方から登記変更協力の意思が示されている。ニュース七号で事務局は、「登記変更の進行状況ですが。四月二〇日に登記申請した二月着手分一一人(木の根)は五月に完了。三月着手分の木の根九人は五月一九日に登記申請し、六月に完了。四月着手分一一人は七月九日登記申請し、八月に手続きが完了。四月着手分では初めて東峰共有地の登記変更を行いました。登記変更は合計六〇人になりました」と報告している。
 今後も東峰、木の根の一坪共有地登記変更の作業を進めていくと訴えている。財政的にも登記変更「一件約三万五千円の費用」がかかり、さらに会の活動(ニュース、諸経費など)を支えるためにカンパ、新会員・賛助会員になろう。

 七号の一面は、大森武徳さん(三里塚物産)が「8・9 今年も木の根で納涼祭」を報告し、「紀子さんの遺影の横に紀子さん追悼号を置きましたが、結構手に取る人も多く、数人の仲間から問い合わせがありました。毎年、木の根に訪れる事で三里塚闘争の歴史を知って興味を持つ人が増えており、歴史と共にこういう場所を大事にしようという雰囲気が高まって来ているのを実感しております。なので、木の根を中心に横堀の合宿所や鉄塔などの維持・保存していく大きな力になっていくのではないかと感じています」とアピール。
二面の「移転登記した共有者から」では、横山 滋さん(川崎市)、結城守保さん(元小田急労研)、齋藤郁夫さん(大阪)が一坪共有者としての思いや移転登記変更にあたって新たな闘いに向けて決意表明。
三面から四面にかけて「6・28東峰現地行動」、三里塚現地調査、加瀬勉さん宅訪問、ノジマ ミカさんの参加感想が掲載されている。
「三里塚の今」を知ることができるニュースを活用していこう。    (Y)

一般社団法人三里塚大地共有運動の会 
■連絡先/〒151―0061 東京都渋谷区初台1―50―4―103 一般社団法人三里塚大地共有運動の会
電話 03―3372―9408 /FAX 03―3372―9402 /メールアドレス kyoyu@sanrizuka.net
■ブログ:https://
kyouyu-undou-no-kai.blogspot.com/
■ゆうちょ振替口座/口座記号番号 00130―6―697201/口座名称 一般社団法人 三里塚大地共有運動の会

投書

菅政権は、崩壊する安倍政権だ

群馬 T・S

 コロナ危機で、第二次感染拡大を止め、医療崩壊を起こさない体制を固める方針を出せず、オリンピックの開催で、経済のV字回復を図るという施策の実現も示せず、発言の言葉も失った安倍は、追及に怯えながら、国会も開かず、閉じこもり続けた。
 安倍政権は、内閣府を通して、人事権を掌握し官僚を統制した。さらに、国民世論の支持を作るために、マスコミへの工作を行い、批判するものに対しては、自民党を動員して攻撃し、アベノミクスの経済利益を得る便宜を私的に支持者に分配した。
 官僚やマスコミの人脈を敵と味方に区分し、味方には、昇進の機会を与え、敵からはポストを奪った。これを実行したのが、菅官房長官が統率する内閣府だ。この工作資金は、使いみちを示さず、潤沢に使える機密費がある。
 安倍は、七年八カ月の長期政権を維持するとともに、官僚やマスコミへの統制の中で、犯罪として、裁かれるような私的な便宜供与も行ってきた。加計学園、森友学園、桜を見る会などである。
 森友学園の敷地として、国有地を安く確保するために、昭恵夫人が、関わったのではないかという国会での追及に対して安倍首相が「私や妻が関わっていたら、大臣も議員もやめる」と発言したために、関わりのあることを示す公文書の改ざんが行われた。
 これに対して安倍首相は、関わりがないと嘘をつき通して、一度は逃れたが、この結果、近畿理財局の赤木俊夫さんが、公文書の改ざんを強要され、その責任をとって自殺した。
 それについて、妻の雅子さんが、あらためて自殺に追い込んだ責任を問う国家賠償請求を提出した。民事裁判では、主張を無視して、証言を拒否すれば、原告の赤木さんの主張が認められることになる。
 さらに、参議院議員総選挙の広島選挙区で、石破氏を支持する自民党議員を落とすために、自民党の資金一億五千万円を投入し、法務大臣であった河合克行氏の妻・河合案里氏を立候補させ、強引な現金バラマキで、県会議員や市会議員を買収し当選させた。
 この選挙違反で、秘書の逮捕がはじまり、自民党の関与の追及に及ぶことに、安倍が恐怖を覚えた。この結果、定年延長を強行し、官邸と通じる黒川氏を検事総長に据え検察の追及から逃げようとした。しかし、それは三権分立の破壊で、反対というSNSなどの世論の広がりの中でつぶされた。
 また、憲法改正で、強権を手にすることも、コロナ危機を解決できない中で、進むことができなかった。
 この中で、安倍は不安からのがれるため、自ら病気を理由に辞任の表明に追い込まれたのではないか。
 この結果、次期総裁を選ぶ自民党の選挙に、安倍内閣の官房長官として、管理統制の要の役割をはたしてきた菅官房長官が総裁選立候補を表明した。菅は安倍政権の継承をかかげた。これだけ、人々を傷つけ、正義に反し、経済犯も生み出した政権を、さらに延命させようというのだ。
 日米同盟基軸、日米集団的自衛権で抑止力を高め、平和を守る。この武力をアメリカとともに、行使できる基地再整備をすすめる。沖縄辺野古建設を、玉城デニー知事の面会も受け付けず、土砂投入のため、全国から機動隊を集め、座り込みを弾圧したのも菅だ。
 「国家と国民の関係は自助、共助、公助で、自分で自分を守れる人を尊重するが、それをできない人には、最低限の支援はするが、それは十分な質を保障するものではない」という切り捨てを公然とかかげている。
 安倍病気辞任で、安倍政権への支持が六〇%も上昇したという。しかし、安倍が怯えて、首相を辞任させた戦いは消えていない。
 今度できる安倍・菅内閣へのさらに厳しい追及を準備しよう。

9.7

防衛省申し入れ行動

ゲート前座り込み行動再開

公告縦覧で辺野古埋め立てやめろの意見書を


 九月七日午後六時半から、辺野古への基地建設を許さない実行委が月例の防衛省への申し入れ行動を行った。
 辺野古実の仲間が最初に問題提起した。「沖縄県が九月五日、コロナ非常事態宣言をやめたことを受けて、九月七日からキャンプ・シュワブゲート前行動を再開した。許しがたい。コロナ禍で、抗議行動は中断したが工事は進められた」。
 「安倍の辞任を受けて、自民党の総裁選が始まっているが、安倍政権の七年八カ月は悪夢のようだった。後継になりそうな菅官房長官は何回も沖縄入りし、地域を分断してきた人物だ。安倍政治が変わらなければ沖縄も変わらない。設計変更・公告縦覧が九月八日から二八日まで行われる。知事を励まし、辺野古埋め立てを阻止するために、全国から意見書を出そう。メール・FAXでも可能だ」。次に国会包囲実の仲間が一〇月一四日、神保町教育会館ホールでの学習会への参加を要請した。
 山城博治さん(沖縄平和センター議長)が沖縄から電話でアピールした。
 「今日から、ゲート前の行動を開始した。九月八日から県の公告縦覧が始まる。意見書の提出ができる。九月一〇日、県庁前広場で集会を開く。県政が毅然とノーと言えるために行動を起こす。意見書で声を届けてほしい。政府は敵地攻撃能力を持つと憲法違反の軍事挑発を行おうとする。安倍は次期政権にこの政策の実現を求めている。敵地攻撃ミサイルをどこに配備するのかはっきりしている。沖縄に持ち込まれる。そうすれば大きな脅威がもたらされる。断固たる抗議をつくりだそう。未来をともにたぐり寄せるために奮闘しよう」。
 うちなんちゅの怒りとともに!三多摩市民の会が「9・22 急浮上した敵基地攻撃〜踏み越える専守防衛講演集会(国分寺労政会館)」への参加を訴えた。
 横田基地闘争を闘う郵政シルバーユニオンの仲間は「二年前の一〇月一日、横田基地にオスプレイが配備された。深夜二二時以降飛来しないとされていたが、今ではその時間に離陸していく。部品の落下、足ひれが空から落ちてくる。横田基地のすぐ近くには住宅密集地帯であり、鉄道や道路が通っている。地元ではがまんならんということで再三の申し入れが行われている。福生市は訓練強化を許さない申し入れを行った。配備から月一回の抗議行動を行っている。今年も一〇月一日午前一一時から一二時まで第二ゲート前で抗議行動を行う。参加を」と要請した。
 警視庁機動隊の沖縄派遣は違法訴訟について、「一審では実質審理が行われ、一部問題があったと指摘したが適法だとの不当判決だった。九月二五日に東京高裁で控訴審が始まる。民事裁判なのでよほどのことがないと実質審理なしで結審してしまう。高裁裁判長への実質審理を求めるはがきに協力してほしい」と要請があった。
 沖縄一坪反戦地主会・関東ブロックが「一九九七年に那覇軍港が返還されたが、浦添に移設しようとする動きがある。新たな軍港を作らせないために監視・行動していこう」と話した。埋めるな連が九月一三日午後四時からJR上野駅公園口で公告縦覧への意見書提出の呼びかけ・宣伝行動を行うことを報告した。今回の申し入れはうちなんちゅの怒りとともに!三多摩市民の会が行った。辺野古埋め立て設計変更の公告縦覧への知事を励ます意見書を全国から送ろう。

上野で公告縦覧
意見書をの行動


九月一三日午後四時から、JR上野駅公園口で、埋めるな!連が、辺野古基地建設埋め立て設計変更の公告縦覧、沖縄県知事への意見書提出キャンペーンを行った。三〇人近くの仲間が集まった。公園口には美術館や動物園もあり、家族連れや若者のカップルの通行も多い。沖縄、基地問題と訴えると通常のチラシまき以上の反応があった。チラシを受け取った人の多くが意見書のハガキに応じてくれた。地道ではあるが連帯行動の重要性を実感した。公告縦覧は九月二八日必着です。ぜひ、多くの人が沖縄県知事応援、辺野古埋め立て設計変更を認めない意見書を出しましょう。(M)



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