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    かけはし2020年9月28日号

佐藤かずよしさん3位当選


いわき市議会議員選挙

汚染水放流に市民の怒り

 【いわき】いわき市市議会議員選挙が、九月六日告示、同月一三日投開票として行われた。
 この選挙において、福島第一原発からの、汚染水放流反対、陸上保管、そして原発作業員の処遇改善を掲げた、佐藤かずよし候補は四千票を獲得し、三位の高位当選を果たした。同選挙は定数三七人の所に、四一人が立候補し、うち、新人九人、元職三人、現職三〇人と言う乱戦であった。
 それは、旧候補の引退と、新人と元職の立候補であった。この渦中にあって日本共産党も、例外ではなかった。過去二〇年以上に渡って、いわき市議会中に、四議席を占めてきた日本共産党は、前回当選者四人中一人離党(無所属として立候補)、現職三人が引退し、四人擁立を果たせず、元職及び党職員(新人)の二人が立候補、という事態となったのである。

コロナ感染下
での困難も


さらに今回の選挙において注目すべきは「いわきの初期被曝を追及するママの会」(略称TEAMママベク)のメンバーである鈴木さおりさんが「立憲民主党」から立候補したことである。TEAMママベクは、自主的線量測定(学校・公園)及びモニタリングポスト撤去の見直しを求めて行動してきた。
選挙の乱戦という状況に拍車をかけたのが、コロナ感染症流行化における選挙であった。各候補とも、選挙における通常の宣伝活動である決起集会、立会演説会、屋内集会の開催を取りやめ、支持者回りと宣伝カーによる街宣活動に、切り替えざるを得なかった。
そのこともあってか、選挙は盛り上がりに欠け、投票率は前回四六・六六%を下回り四四・七%の低投票率となった。

被害を住民に
負担させるな


結果は当選者の中で脱原発系が一〇人立候補中九人当選、うち無党派三人、立憲民主党二人、日本共産党二人、社会民主党二人となり、うち社会民主党の狩野光昭候補は得票数増加を果たし、元共産党の候補は議席を失った。
共産党候補二人は福島第一原発の汚染水放流反対を、離党者は国民的論議と合意を掲げた。いわき市議会の多数派である自民党は選挙期間中汚染水問題について語ることはなかった。
汚染水放流問題及び放射線被曝問題について曖昧な立場に立った候補は議席を得ることはできなかったのである。これらの事柄は、依然としていわき市民には、放射能汚染問題が大きな関心として、存在していることを示している。
菅自公政権は福島第一原発の汚染水放流を公言している。汚染水放流は福島第一原発事故の被害を住民に負担させる行為である。この行為を許してはならない。       (浜西)



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