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    かけはし2021年2月22日号

ルカシェンコの退陣を!


2.14在日ベラルーシ人が呼びかけデモ

政治犯釈放と公正選挙求め


 

民族旗掲げて
繁華街を行進


 春のような暖かな空気に包まれて、人通りが多くなっている有楽町と銀座の街頭に「ルカシェンコ退陣」「政治犯の釈放」「公正な選挙を行え」と、日本語とベラルーシ語のコールが響いた。ベラルーシの人たちと日本人が半々の約20人ほどの小さなデモなのだが、新型コロナで緊急事態宣言期間中のデモということもあって、人々の注目を集めた。
 しかし人々の注目を集めた一方で、「何のデモなのかよくわからない」という課題も残したようだ。ベラルーシの人たちは、ルカシェンコが作った赤と緑の「国旗」を認めていないので白と赤の「民族旗」を身にまとう。横断幕もなく、辛うじて掲げられたプラカードのなかに、日本語と英語で「ベラルーシ」と書かれているものがあったのが救いとなったようだ。

民衆連帯への
一歩踏み出す


ベラルーシでは昨年の8月から、大統領選挙の不正に抗議する巨大な平和的なデモが行われてきた。実際に当選したのは、野党候補のスベトラーナ・チハノフスカヤだったのだが、ルカシェンコはデモを徹底的に弾圧して、チハノフスカヤを隣国のリトアニアに避難させて、1994年からずっと大統領職に居座っている。野党の幹部も全員が刑務所か強制亡命させられている。弾圧によって逮捕された人々の数は約3万人で、少なくとも10人が警察によって殺害されている。
ルカシェンコを支援しているのはロシアのプーチンである。ルカシェンコはプーチン政権の経済的・軍事的な後ろ盾なしには持ちこたえることはできなかっただろう。そしてそのロシアでも、反プーチンデモが頻発し大衆化してきている。そして弾圧も強まっている。ロシアとベラルーシの現政権が一体となって、大衆的で平和的なデモに襲いかかっているのである。
この日のデモは、ささやかなものであったとしても、民衆への弾圧に反対する声を上げて、ベラルーシと日本の国際主義的な民衆連帯のための貴重な一歩となったはずである。 (R)




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