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    かけはし2021年2月22日号

都教委の暴走止めよう!


2.7「日の丸・君が代」強制反対

10.23通達撤廃を


子どもの健康
より「国歌」?


2月7日、都教委の暴走をとめよう!都教委包囲首都圏ネットは、文京区民センターで「『日の丸・君が代』強制反対!『10・23通達』撤廃! 2・7総決起集会」を行い、85人が参加した。
2003年、石原都政下東京都教育委員会は、新自由主義と愛国心教育路線の一環として「10・23通達」(校長の職務命令により、入学式・卒業式での国歌の起立斉唱・ピアノ伴奏を強制)を強行した。だが闘う教育労働者は、「日の丸・君が代」強制反対と10・23通達撤回を掲げ、「君が代」斉唱強要に抗議する不起立・不伴奏等によって反撃していった。都教委は、のべ484人(21・1)の不当処分を連発するだけでなく再雇用職員・再任用・非常勤教員等の合格取消・採用拒否を行ってきた。このような都教委の暴走を許さず、粘り強く不当処分撤回裁判をはじめ各地域の仲間達とともに反撃してきた。
包囲ネツトは、毎年2月、春の卒業式・入学式での「日の丸・君が代」強制反対に向けた闘いにむけ意志一致をしてきた。今年は新型コロナ感染拡大の中で菅政権による学術会議会員任命拒否問題、私権制限・罰則付き新型コロナ特措法改悪反対、オリンピック・パラリンピック反対を取り上げ、「3・4月卒・入学式」の闘い、に向けて団結を打ち固めた。
なお都教委は、今春卒業式に対して「コロナの感染拡大が続いていることから、飛沫の拡散防止のため国歌を歌わないことにした」と説明(東京新聞1/25)。だが、「式次第には『国歌斉唱』と明記。司会の発声を合図にして参加者に起立を促し、会場全体に聞こえる音量で歌唱入りCDを流す」と指示した。これに対して「子どもの健康より国歌が大事なのか」と批判が噴出しているという。都教委の「日の丸・君が代」強制に抗議していこう。

「国旗損壊罪」
成立を許すな


主催者から「都教委包囲ネットの闘い」が報告され、「私たちは国家権力による学術会議介入を弾劾する。同様に『日の丸・君が代』強制、『10・23通達』撤回、新型コロナ特措法罰則付き改悪を弾劾し、『国旗損壊罪』成立を阻止していこう」と訴えた。

学術会議攻撃
の意図は何か


学術会議会員任命拒否された一人である岡田正則さん(早稲田大学教授)は、「学術会議任命問題と学問・教育の自由」をテーマに講演した。
「学術会議会員任命拒否は、菅政権が学術会議の変質をねらった攻撃だ。明白な違憲・違法性に貫かれている。それは@学術会議の独立性の侵害(「学問の自由」の破壊)A学術会議の選考権の侵害(任命権を根拠とする首相の権限濫用)B手続き上の違法(任命手続きの基本的な前提を欠いた任命拒否)だ。つまり、政権に批判的学者を排除することによる学術会議の勧告・提言作成能力の剥奪であり、『脅し』による御用機関化だ。しかも財源(10億円の予算)を理由とする運営への介入まで強行してきた。なぜならば軍事研究への協力、各大学における軍事研究推進の容認を阻む学術会議の存在を否定することであった」と批判した。
さらに問題解決に向けて「ガリレオ裁判・天皇機関説・学術会議会員任命拒否問題の構造的同質性の問題、『戦前』をつくり出す日本の政治構造とそれを追認する日本の司法権の構造的欠陥」を指摘し、「歴史と知性を顧みる社会、世界に開かれた社会へと進めていかなければならない」と結論づけた。
「現場からの報告」では田中聡史さん(特別支援学校)「コロナ状況下の特別支援学校と不起立再処分」、高校教諭、オリンピック・パラリンピックに反対する仲間から取り組みなどを紹介した。

セアート勧告
無視する政府


関誠さん(アイム89・東京教育労働組合)は、「2014年ILO/UNESCO教職員勧告適用合同専門家委員会(セアート)が「日の丸・君が代」強制は教員の「地位勧告」に違反していると申し立てた。「思想・良心」に関わるこの問題に、ILO勧告が出された。
勧告は、以下のとおり(要旨)@愛国的な式典に関する規則に関して教員団体と対話する機会を設けること。A懲戒手続きについて教員団体と対話する機会を設けること。B懲戒審査機関に同僚教員の関与をえることを検討すること。C現職教員研修に関する政策および実務を再検討しかつ改革すること。D障がいを持った生徒および教員ならびに障がいを持った生徒を支援する者のニーズに照らし、愛国的式典に関する要件を再検討すること。E上記勧告に関する取り組みについて合同委員会への通知を怠らないこと。
関さんは、「だが日本政府は『法的拘束力はない』『従う義務なし』と閣議決定してしまった。このような黙殺を許さずセアート勧告を生かすために奮闘していきたい」と報告した。
さらに発言は、コロナ特措法「緊急事態宣言」再発令反対の闘いなどからアピールがあった。
最後に集会決議を採択し、「団結ガンバロー」でしめくくった。   (Y)


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